読書の欠片ネタバレあり
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えいがダヴィンチ・コードとか  [Edit]
2006-11-14 Tue
 DVDで【映画】ダヴィンチ・コード観ました。んー…つまらんかった(ぼそ)。まあ原作がすでに映像化されてるみたいな文章だったからねえ…ただそれをそのまま起こしました、みたいな?なんか誰からも紙の上以上の人間味が感じられなかったんすけど…。暗号もあれじゃ単なる記号、ソニエールが暗号に込めた気持ちが描かれなかったりラストを変えちゃったりしたら意味ないような気がする。オプス・デイ側とシオン修道会側もそれぞれ何をしたかったのかイマイチ分からず。一応原作の知識で補ってたけど映画ん中でちゃんと描かれてたっけ?…ってそれはちゃんと観てなかったからかもしれないが。とにかく映画の肝がどこにあったのか、見終わってもこう心に残る部分がなかったというか…うーむ。結局メインはキリスト教の秘密ってことかな。でもそれだけなら本で読んじゃったんで、おおー!という驚きもないしなあ。やっぱりそれはあくまで背景であって、人間メインじゃないとね。

 ミステリ映画は前も原作先に読んでいったら寝ちゃった(…)ってことがあったんで、案外読んでなかったらもっと楽しめた…のかもしんない。わかんないけど。つーかもしかして問題なのは今自分の脳内野ブタ。漬けってとこで、アレより面白くないと自動的に却下されるようになってんのかも…。

 野ブタ。見終わったのがさみしいんでリピートして流してます、マジ。なんかねえ~見れば見るほど思うんだけど綺麗なドラマだね、これ。映像も綺麗だけど作り方が。中身が。気持ちが綺麗だなと思う。だからすごく癒される…浄化されるような気がすんのかな。ああそれにつけても彰かわいいやつ…(←浄化?)。まだまだまだまだ見ていたい…のでうっかりクロサギ借りてきてしまいそうな、そんな危険な状態ですよ今の私。誰か助けて~~笑。
コメントを読む(2)
  by まき
バンリさんこんにちはv
ダヴィンチコード映画は私もがっかりした覚えがあります。笑 映画館で見たので、美術館が実際に映像で見られたのが良かったなあ、くらいで。
それより(失礼)リピーターになってる!!笑
わかります・・・彰かわいいですからvv
勢いでクロサギはリアルタイムで見ていたのですが、暗すぎて私は途中すごく見るのがつらくなったんですよ。だから野ブタ。ほどの満足感は得られないかも?でも逆にクールダウンになっていいかもしれないですね。笑
ドラゴン桜はごらんになりましたか?Pがありえないくらい美しいです。最も美しかった時期です・・・!
と、引き止めるどころか誘惑のささやきを残しておきます。笑
  by banri
助けてくれるどころか突き落としてくれるのは誰ですか?笑
もうね、演技とか表情とかがどうのじゃなく、存在がかわいいですから…!分かりました、こうなったら覚悟を決めましょう。お嫁においでv(錯乱中) クロサギもどんと恋~~。

>ドラゴン桜
かしこまリィ♪(もちろん指鳴らしつつ)早速借りてきましたよ~。ありがとうございますv
media mix | ダン・ブラウン | 野ブタ。 | 山P
CM:2 | TB:0 |
ダ・ヴィンチ・コード 上・下  [Edit]
2005-10-31 Mon
 ようやく予約が切れたみたいなので読んでみました~。表紙でてっきりモナリザの謎を追う話なのかと思ってましたが全然違いましたね…(つーか間違いなくギャラリーフェイクの影響だよ…もう一枚のモナリザとかモデルの謎とか~)。かつてキリスト教が「神」を標榜するために、あらゆる手段を使って封じ込めてきた古代の異宗教と原始のキリスト教。そして伝説の聖杯とイエスの秘密に迫るなかなか読み応えのあるエンタティメントだったわ~^^

 まずはとっても明快で読みやすい。基本的に蘊蓄がメインなのに頭が痛くなんないです(笑)。いくつかの視点が平行して進んでいく展開もスピーディでころころ転がって(何しろこれがたった一晩の出来事だとは!笑)ハリウッド映画見てるみたい…と思ったら映画になるのかやっぱり。非常に映像的なんでこのまま脚本に起こせそうじゃない?

 それから人物もなかなか魅力的^^。ヒロインのソフィはそれほどでもないけど(コラ)、40代でハーヴァードの教授にして宗教象徴学を専門とするラングドンの、穏やかで根っから教えることが好きそうな先生気質は好感度高いし、冒頭で死んでしまうけど回想の中だけでもその強い意志と優しさが伺えるルーブル館長ソニエールは、暗号の中に暗号を隠すような徹底した遊び心がお茶目だし。そして中盤大活躍のサー・リーはとってもチャーミングで主役のラングドンを食ってるし…つまりおっさんばかりが魅力的という(笑)。象徴学者の蘊蓄って、ヘタしたらこじつけっぽく思えるというか、どっちかってとひねくれ者の私なんかは「そりゃそーいう目でみれば何でも都合よく意味あり気よねー」と思ってしまいがちなのに、押付けがましさがないせいかラングドンの主張はオウケイでしたねー。講義も人気あるでしょうきっと。中盤のすごい幸運な展開も、サー・リーのチャーミングさのおかげでまさに「聖杯が人を選んだ」ような感じで、そりゃあんまり強引なと(そんなに)突っ込まずに済んだし。いろんな文献や諸説を繋いだだけの単に蘊蓄話だったらこうはいかない…やっぱり物語を動かすのは人よね~。登場人物が多すぎないのもよかったわ。

 誰がどの陣営に属してるのかというサスペンスもあり、多視点の中にトリックを紛れ込ませるのも上手くてミステリとしても面白いんだけど、やはり最大の面白さは二千年に渡ってそっと受け継がれてきた聖杯の秘密でしょう。しかもそれを受け継いできた秘密結社に歴史上の大画家、政治家、音楽家に科学者らが名を連ねているとなれば面白くないハズがない。中綴じされた「最後の晩餐」の絵と本文を見比べながらおお~っと思ったさ。私、幼稚園はカトリックだったですが、昔聞いたお話や聖書にそんな意味が隠されてたのね~と面白かったですねえ。十字軍やテンプル騎士団なんかが担った役割にも目ウロコ…これぞ蘊蓄の醍醐味v

 それに、その遺志を継ごうとする者、秘密を明らかにしてキリスト教の失墜を願うもの、そして再びその秘密を葬って次の千年紀もキリスト教を盤石なものにしようとする者ーそれぞれの思惑が交差しつつ、でも秘密結社やキリスト教の中のカルトな一派という胡散臭いものをとっても人間らしく描いてるのがよかったな~。そのせいでこの聖杯伝説がトンデモになるのを免れて納得がいく信憑性のあるものになってるような気がする。ラスト、ソニエールが孫娘にどうしても伝えたかった秘密にも「歴史の真実」より人間の気持ちを大事にする思いが現れてて人間くさいし、明らかになった秘密の扱いにも感心しちゃった~~<「世界は現代の吟遊詩人を求めている」。伝説を守ってきた者の真意はキリスト教の欺瞞を暴くことでも、古代の宗教を復活させることでもない。真実は決して失われない。芸術の中に、音楽の中に、本の中に語られ受け継がれていくーそれこそが祈りなのだ。

 最後に謎解きについて。最初こそやけに大掛かりで大げさな暗号だと思ったけど、「多意義の達人」ソニエールの為人が明らかになるにつけ、そのいくつもの意味を持たせた複雑な暗号が、「これしかない」っていうシンプルで無駄がない解答に至るのが何とも美しい~。しかもそれが納得できるようにあらかじめきちんと張られてるので突っ込む余地がない(笑)。ニュートンとリンゴ、古のロスリンなんて実にお見事!そしてすべての謎の解答が常に最初から目の前にある…最初に見たものをもう一度別の目線で見直すその構成も美しいわーv。謎自体はとても大きく、世界を変えてしまいかねないものなのだけど、そこに現れた真実には何かを破壊するような剣呑さがない。女神だからでしょうか、むしろ世界を包み込んでくれるような、優しい読後感が残りました~。

ダ・ヴィンチ・コード (上) ダ・ヴィンチ・コード (下) ダン・ブラウン(角川書店)
novel | ダン・ブラウン
CM:0 | TB:1 |
| 日々是好日 |
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