読書の欠片ネタバレあり
08≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10
スポンサーサイト  [Edit]
-------- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
|
チョコレート工場の秘密  [Edit]
2005-10-11 Tue
 新訳のロアルド・ダール・コレクションで読んでみました。イラストのかわいい版ね(笑)。子供の頃に読んだことはなかった…と思う。これはかなり現代的な童話だと思うんですが…今でもそうだけど、子供の頃好きだったのってもちょっと古典というか古風な童話が多かったんですよね。そーいうのとは大分趣が違いますねえ。当時読んでたらワクワクしたかな~…うーんどうだろ?

 巨大チョコレート工場に世界一おいしくて不思議なお菓子の数々に秘密工員、それに工場見学の黄金のチケットと来ればワクワクする要素はたっぷりなのに、そこに展開される物語は風刺たっぷり。子供たちへのってより大人への風刺よね。発明の数々も食べたい~!ってより結構食べるのコワイぞあれは。ワンカ氏の変人っぷりは嫌いじゃないですけど。あれだけのことをしても悪意が感じられないのは不思議よね~。あんだけ突き抜けてるともう別の星の人って感じで許せてしまう(オイ)。しかし全体にテンション高い;…これって訳のせい?原作もこーいうテンションなのかしら??子供たちの名前もまんま日本語に意訳されてるあたり、分かりやすいっちゃ分かりやすいんだけど、尚更風刺がストレートに感じられて、ブラックユーモアというにはあんまり笑えなかったり。これはまあ、私がブラックユーモアあんまり得意じゃないからかもしれないけど。

 しかしもっと不思議だったのはチャーリーか。性格のいい子なんだけどね、実に。あの工場に動じず世界一すばらしいと言い切っちゃうところは只者でもないけどね。でも物語の中ではこれと言って何をするわけでもない…ような。工場に入ってからのチャーリーはあんまり印象に残ってないし、他の子供たちは魅力的でもない上にあっさり切り捨てられるわけで、この辺が子供の目線で描かれた物語でも、私の好きだった子供たちの知恵と冒険の物語でもないんだなあ。むしろジョウじいちゃんの方がすこぶる子供心を持ってイキイキしてましたですね。テンション高すぎて危険ゾーンですが(^_^;;。ばあちゃんがあれだけ褒めそやかしてたワンカ氏の実像見て「イカレポンチ」と言っちゃうのが一番笑えたかも。なので最後にチャーリーが「勝った」と言われても、ん??ただ受け身だっただけでは…と思ってしまったー。これでチャーリーが工場を継ぐのにふさわしいところを見せてくれてればこのブラックユーモアももうちょっと痛快で楽しめたかなという気がするんだけどね?

チョコレート工場の秘密    ロアルド・ダールコレクション 2 ロアルド・ダール(評論社)
novel | ロアルド・ダール
CM:0 | TB:0 |
| 日々是好日 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。