読書の欠片ネタバレあり
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るろうに剣心 全28巻  [Edit]
2006-06-29 Thu
 何で今ごろ「るろ剣」かというと家族が買ったから。歴史ものスキーなんで読みたかったらしい。しかしリアルタイムのコミックスじゃなくて昔のを買うあたり、ヤツのWJ遍歴が私の持ってる漫画からはじまってるのを如実に表してたりするのですが、それをまた私が読むわけだからWJは巡るというか、人はこうしてWJに戻っていくのだね…笑

 明治11年。幕末の京都で修羅のごとく幕府方の武士を斬り、以後は杳として姿を消した維新志士、人斬り抜刀斎と呼ばれた男が東京に現れた。逆刃刀を差して不殺を誓う、流浪人・緋村剣心として…。実は初めて読んだのだけど、剣士ものだと思っていたのでてっきり江戸時代なのかと。まさか廃刀令後の明治が舞台とは思ってなかった。一体この時代に一剣士として生きていけるのか??と思ったのだけど…新時代になって政治や文化が変わったと言っても人はまだ幕末を引き摺っている、まさにこの時代だからこその剣士の姿を描いたものであったのね。維新志士たちの多くが政治家として優遇され、幕末の闇を急いで過去にしようとする反面、捨てきれない思いを抱えてさまよう者たちもいるわけで。剣心のように生きる意味を模索する者もいれば後戻りしようとする者もいるし、立ち止まってくすぶっている者も更なる新時代を強引に作ろうとする者もいる。活劇がメインのように見えるけど、その底にあるのは時代の変わり目に何を残し何を捨てるのか、何を願いどう生きるのかという、いろんな奴らの生き様なんだよねー。

 つかここ数年幕末ものをいろんな視点から読んだりしてたので、「その後」の日本の姿、変化の中で生き方を模索する人々の姿が描かれてるこれを今読んだのも縁かもしれないと思った。時代が変わったからって人って一足飛びに変化するものじゃないよね~。時間と想いは過去から連なっている。幕末を見て来た今だからこそ(ってホントに見たワケじゃないけどさ~)、終わったもの終われなかったもの、願った未来と迎えた新時代の現実が私の中でもピタリと繋がった感じ。なので自分的には少年マンガとしての男たちの闘いそのものよりも、根っこにあるこの時代を生きた人々の思いの方がひしひし伝わってきたりしたのでした。

 というわけで、私的には幕末を思いっきり引きずってたり史実がうま~く絡んでたりする初期シリーズと斉藤一、巴編(過去編)あたりが面白かったすね~。志々雄編も敵キャラには味のあるのが多かったな。人誅編は縁のカオは好みだった(オイ)。途中WJらしく(?)なかなかに人間離れした闘いもあってツッコミ入れてたのが、人間ドラマに史実や過去の裏付けがあって気が付くとぐぐっと読み込んでたり。

 あと佐之、佐之。剣心ほど人間離れしたワザは持ってないけど(十分人間離れしてるとも言えるが)、あくまで剣心を信じ剣心からも絶対の信頼を得てるこのポジションはなくてはならないものだったわ~。ライヴァルはいっぱいいるけど友達って言えるのは佐之だけだよな。必ず横に「喧嘩上等」と書き込みたくなるその姿も好みだけど、一本気なクセに意外と突っ走らない冷静さと一歩下がって任せることができる男気に惚れ。あーあと師匠と佐之のオヤジもカッコよかったーv

 そうそう、人外だったり歴史の闇部分だったりするところは魔人シリーズに通じるものがあって時々デジャヴ。つまりはこういうテイストも好きってことで。…アニメもヤツらが借りてきたら見るかも…笑

るろうに剣心?明治剣客浪漫譚 (巻之1) 和月伸宏
comic | 和月伸宏
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| 日々是好日 |
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