読書の欠片ネタバレあり
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博士の愛した数式  [Edit]
2005-03-20 Sun
 11月からヒマを見つけてつまつまと(いやいつも貸し出し中で予約棚にある時しか読めなかったので~<殴)。事故で80分しか記憶が保たなくなった老齢の数学教授と娘ほどの年の家政婦、そしてその息子ルートの交流。どうも女流作家の系列って食指が動かなくってほとんど読んだことないんだけど、タイトルの感じとか割と気になったので。なかなか端整な文体で読みやすかったです。博士に対する疑似恋愛感情や縁の薄かった父親という部分に博士の存在が染み込んだという部分もなくはないと思うけど、それよりもどこかにはあるけどまだ手に届かないだけだという真理とそれを求める博士の祈りや感謝にも似た敬虔な静かさが心を落ち着かせるのでしょう。数字や数式だけじゃなく、幸せとはそういうものだと思うので…

 小学生ながら無邪気さから思慮深さへと変わっていくルートがええ子でしたー。人知れない博士の悲しみと語られなかった胸の裡が淡々としてるのが却ってよかったな。

博士の愛した数式 小川洋子(新潮社)
novel | 小川洋子
CM:0 | TB:0 |
| 日々是好日 |
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