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  •  浅田次郎の昔の作品は文庫で結構積読状態になってるんですが、映画化記念でチョイスしてみました(映画行かないで原作読むやつ)。読んだと思ってたけどまだだったのね… 戦後裸一貫から叩き上げた繊維業界の雄、小沼佐吉の次男として生まれた真次は、その父に反発して家を出、40歳を過ぎた今は地下街にある小さな下着会社の社員として、スーツケースに商売物を詰め込んで一日中地下鉄と地下街で毎日を送っている。そんなある日... 続きを読む
  •  部屋住みの次男坊ながら文武に優れ誰よりも武士らしい人格を備えていた別所彦四郎は、御徒士の実家より大身の組頭井上家への養子入りが叶ったものの、義父に嵌められて離縁されてしまう。出戻りとして出役も居場所もなく鬱々と過ごす日々に、ふと打ち捨てられた祠を拝んでしまったところが、知らぬ間に貧乏神と契約を交わしてしまったのだった。しかもそこは出世祈願に霊験あらたかという三囲稲荷とは一字違いで大違いの三巡稲荷... 続きを読む
  •  叩き上げのデパートマンとして、不可能と言われた予算さえ達成するために働き続けた椿山課長は、正念場であるバーゲン初日の夜に急死した。そして再び気が付いた時、そこはいわゆる「冥土」…高度にシステマティックで多分にお役所的なそこでは、生前の行いに関わらず相応の講習を受け「反省」ボタンさえ押せば誰でも極楽往生が可能になっていた。が、心残りの多すぎた椿山はボタンを押さず仮の肉体で現世に戻る特別措置を要求し... 続きを読む
  •  三巻でシリーズ最終かと思ってたけど、出ました四巻。時は大正から昭和へと移り、子供だった松も26。でも親安吉親分や寅兄ィも相応に年をとったけど、それ以上に時代の空気も変わったなあー。十数年前の、彼らの生き様が映えるどこか粋な豊かさは軍国主義に取って代わられようとしていて、別の何かの手で自分の人生が決められ流されていくような予感を孕んだ時代。そんな時代にあっては彼らの胸がすく活躍の場も少ないようなのが... 続きを読む

banri

新刊・話題作は追わず読みたい本を読みたいように読んでいます。
濫読に非ず。傾向は偏り気味。
TBの際は一言コメント推奨v