読書の欠片ネタバレあり
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サンネンイチゴ  [Edit]
2005-12-06 Tue
 妄想の中でなら嫌みな教師やきっぱりものを言ったり、理不尽なことに怒ったりできても、人前では目立たず騒がず地味な中学生ライフを送る森下ナオミ。けれどバックを盗まれたことが原因で同じクラスの超中学生級ファイターのアサミやヅカちんと関わったことが少しだけ何かを変えていく…

 自分の内心と現実の姿とのギャップを知りつつ、内弁慶で本当に言いたい事を誰かに伝えることができないどこにでもいそうな中学生のお話ですね~。一応事件としてマスコット狩りとかありますが、いやそれあんまり無防備ってか危ないから;。自分がやってることに自覚のあるアサミたちに比べると、妄想の中でだけ勇ましいナオはイマイチ危機感薄くて場違いな感じなのにちょっとハラハラしましたが、まあそれはオマケみたいなもんだしね。もっと日常の部分にこそいろんなキッカケが転がってて、どうにかしなくちゃ、ちゃんと言わなくちゃと足掻いてるのが地道でよかったなと。痛い妄想からほんのちょっと現実へ。現実でも自分でいていいんだっていう足場固めみたいなもの。ささやかだけど確かな一歩だと思う。

 いくつかタイトルが気になってたこの作者だけど、持ち味はまだちょっと分かんないなーもうちょっと読んでみないと。文章とかキャラとか強烈な印象はあんまり残らなかった…かな。この中では「大人の男」になりたくないヅカちんが一番興味深いキャラだったけど(ショートケーキイチゴの命名とかヘソ毛とか)ホントはアサミがもっと深く描き込まれてたらよかったな~。女の友情も好きなんですよ(笑)。あとアニキがもうちょっと「アニキ」だったらよかったんだけどな~。悩める中学生の指針になってくれるような。

サンネンイチゴ 笹生陽子(理論社)
novel | 笹生陽子
CM:0 | TB:0 |
| 日々是好日 |
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