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  •  二年前に恋した人が亡くなった東尋坊へ、ようやく弔いに訪れた高校一年生の嵯峨野リョウ。しかしその時声が聴こえ、強い眩暈とともに海へと落ち…気がつけば自宅のある金沢の街中で目覚めたのだった。けれどそこは自分の代わりに「生まれなかったはずの姉」サキがいる世界、リョウは二つの世界の「間違い探し」をすることになるー 金沢~福井、北陸取材旅行の話はこれだったのね。作者が学生時代金沢で過ごしたことは知ってたの... 続きを読む
  •  小鳩くんと小佐内さんが自らの性癖を封印し「小市民の星」を目指す「春期限定いちごタルト事件」のシリーズ第二弾。これは面白かった~~今まで読んだ米澤本の中で一番のお気に入りかもv。シリーズキャラクターとして私的には「古典部」より魅力的で、ミステリとして面白く、そして作者の特徴であるちょっと苦味の強い青春ものとしても段違いに昇華してるような気がする。これまで培ってきた方向性とキャラがしっかりかみ合って... 続きを読む
  •  順風な人生設計の果てに順調な就職を決めたものの、思いもかけなかった理由で辞めざるを得なくなった紺屋長一郎は、まだその失意から立ち直れていないながらも故郷で犬探し専門の調査事務所を開いた…ハズだったが、早速舞い込んできた依頼は失踪人探しに古文書の由来探し、そして探偵志願の後輩だったー 作者初の脱・高校生もの。基本的にあんまりテンションの高くない米澤主人公キャラの中でもさらに青緑色<コラ(by黒木くんi... 続きを読む
  •  古典部シリーズ三作目。とうとう噂の文化祭が開幕し、作りすぎた200部の文集をどう売り切るかという大命題を前に走り回る4人(?)もさることながら、わらしべプロコトル、お料理バトル、乙女の戦い in 漫研、十文字事件と何とも賑やかでお祭りっぽく、細かいところがいろいろ楽しかった~^^ 特に今回は4人それぞれの視点で交互に語られるんで、いつもの省エネ奉太郎オンリー視点では味わえない楽しさがありましたねー。それ... 続きを読む
  •  てっきり主人公は女子二人かと思ったくらい表紙もタイトルも名前(小鳩くんと小佐内さん)も可愛らしく甘そうですが、中身まで甘いとは限らない~。ささやかな謎に彩られた一見能天気そうな日常の絵を描きながら、実はそれぞれが抱えてる思いはかなりビターだという二重構造がこの作者の持ち味っていうのが段々はっきりしてきましたねえ。語りは軽快なのにその読後感は意外と重くて、そこが何だか気になるのです。 めざせ小市民... 続きを読む

banri

新刊・話題作は追わず読みたい本を読みたいように読んでいます。
濫読に非ず。傾向は偏り気味。
TBの際は一言コメント推奨v