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読書の欠片ネタバレあり
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出掛けますー  [Edit]
2005-08-20 Sat
 火曜日くらいまで不在にしまーす。うち1日は実家に弟家族が帰ってくるんで姫に会う予定v。生まれた時に会ったきり、8ヶ月だから全然違うだろうな~楽しみ楽しみ^^

 それまでに溜まってた感想書けてよかったー、心置きなく新しい本が読めるぞ…っと思ってついふらふらっと5冊も借りてるし…また溜まるぞ(ぼそ)。しかも図書館で久々にGHトークなどしたもので、家に帰ってから読みかけの本を横に置いて例の未収録短編を読み返し(ちなみに対談の伏せ字部分は半分以上考察不能…)、その勢いで悪霊シリーズ読み返してしまった~。うーん面白い上に思わず唸ってしまう上手さときたらv。ホント、世のため(?)WH版出してあげてくださいよ~主上><
memo
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第三の時効  [Edit]
2005-08-20 Sat
 初・横山秀夫。いやー面白かった!横山秀夫=警察小説(らしい)程度の予備知識しかなく、これは短編集なんだけど最初の「沈黙のアリバイ」を読んだ時は、こーいう純粋にミステリ!って本を読むの久しぶりだな~とか思ったくらいだったんだけど。

 表題作「第三の時効」で、おうこれはF県警捜査一課を舞台にしたシリーズなのねと。一課には三つの班があってそれぞれローテーションで事件を担当している。三人の班長は性格から捜査方法から全く違うタイプながら、いずれも高い検挙率を誇り近隣にも一目置かれるほど有能で、班長も各班の捜査員もお互いに強いライバル意識を持ってる。一班の「笑わない男」朽木の下に森や田中、矢代。二班は公安上がりの「冷血」楠見が独断専行なので部下の出番は今のところ少ないけど宮嶋に植草。三班は直感型の「天才」村瀬の下に「イヌワシの兄弟」東出と石上。話毎に主人公は異なるのだけど、班長や新人からベテランまでの各班員、課長や部長のキャラがどんどん立っていき、その男たちの人間ドラマがめちゃめちゃ読ませます、面白い~!

 「第三の時効」で見せる、楠見の冷血さに隠れる女への嫌悪の理由がいつか解かれる日がくるのか、それとも宮嶋が言うように「理由なし」なのか。森は幸せを掴めるのか。二班の捜査員が反撃の狼煙を上げる日はくるのか。
 「囚人のジレンマ」では三班がそれぞれ事件を抱えていて班の特徴も浮き彫りになり、課長と記者との駆け引きも面白い。その上で競争意識むき出しの中に勇退目前の、もうこういう情の深い刑事は現れないだろうと言われるベテランの伴内に花を持たせる男気ときたらもう。
 「密室の抜け穴」は必ずスペアを作っておくというイヌワシの兄弟に見立てたライバル関係と、どちらが生き残るに相応しいか見極めてるような親鳥の冷静な目が密室状態も相まって緊張感たっぷり。
 「ペルソナの微笑」。矢代のキャラもいいねえ。引きずってる過去があるせいかここでも朽木が親鳥に見える…。ラストの笑みはあれ以来初めての「本当の笑み」でしょう。飛び立った、って感じです。
 「モノクロームの反転」では同じ事件に投入された一班と三班の情報集めの短期決戦も見物。どちらがどの手掛かりを押さえ、より早く真実に到達できるかー班長も部下たちもやる気満々。なのにまたも最後に朽木がやってくれるんですねえ~。最後の村瀬と朽木のすれ違いざまの短い会話も男だわ。

 てな感じに、短編にも関わらず誰を主人公に据えて書いてもかなり内面の濃いドラマが展開されるんですが、事件の謎とその解決を巡るミステリとしての出来もこれまた秀逸。どの話も人間ドラマと謎解きが絶妙に絡み合っててよかったなあ~。文章もパキッとしてて読みやすく好みv
 どの男たちもライバルがひしめく緊張感に耐えながらそれでもやってやるぜ的気力が漲り、何より犯罪を憎む心がある。それは「正義」なんて胡散臭いものじゃなく、純粋な「怒り」だ。それがあるからこそ、一見出世や手柄を巡って常に競争し隙あらば蹴落とそうという気持ちは誰もが持っているにも関わらず、ギスギス殺伐とした雰囲気にならないのだ。
 これ他にもF県警のシリーズあるのかなあーまだまだこの男たちの話を読んでみたいです。

第三の時効 横山秀夫(集英社)
novel | 横山秀夫
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さみしさの周波数  [Edit]
2005-08-20 Sat
 う~んう~ん、乙一合わないのかも自分(^_^;;。「せつない」とよく言われるけど、どうも私の切ないのツボと違うっぽい…。読んでても全然ぎゅうっとならないしざわっと沸き上がってくるものもないな;まあ一風変わった発想や感情の発露に他と違う乙一テイストは感じるけど。つか多分この人は別にせつない話を書きたいんじゃなく、「ヘンな話」が書きたいんだろうなーと。でも文章もなーイマイチこうしゃっきりしないというか私の好みでは…(こんなに薄いのに)思わず読み飛ばしてしまいそうに…むにゃむにゃ。他人との関わりも希薄なよーな気がしまっす。

 そんな中では「手を握る泥棒の話」はお芝居のようなシチュエーションに緊張感とコミカルさがうまくミックスされててよかったかな。どんでんがえしも効いてて特にラストの「ふふんと笑み」に、唯一プラスの読後感が残ったし。

 「失はれた物語」の発想も面白いとは思うんだけど、イマイチ自分の中で消化不良…自己完結だからか。書きようによってはぐっときた可能性もありかも。「未来予報」はこーいうの好きな人は好きでしょう(どんな感想だよ)。でも主人公がどうもな~小学生時代はまだよかったが。

 あーそっか分かった。どうも乙一の男性キャラ(少年~青年~オヤジ)に惹かれないからかも…私のタイプじゃないのだ(斬)。女の子もお人形さんみたいだしな~。唯一「手を握る~」の女の子の存在感だけが自分の中で立体的だったってことみたいです。

さみしさの周波数 乙一(角川スニーカー文庫)
novel | 乙一
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| 日々是好日 |
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