読書の欠片ネタバレあり
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年末ですよ…  [Edit]
2005-12-30 Fri
 はう~気が付いたら半月も放置;そして年末も年末…いや、いろいろ気持ち的にいっぱいいっぱいで感想モードどころか本モードに入れませんっした。借りてきてた上下本二冊、ようやく「女教皇ヨハンナ」だけ読了~。休館開けまでに「ネクロポリス」読めるかどうか微妙です、がんばります、押忍。あと「幽」とバッテリ文庫(映画化って?…実写ですか;?)の書き下ろしも手つかずね…。マンガの感想さえ溜まってますが、ここ一週間くらいがんばって大掃除もおせちも終わらせ、すでにのんびりモードに入ってるので今日明日で何とか…少しは(年賀状は?<オイ)。…はーblogの管理画面久々に見た(爆)

 というわけで、こちらは毎日毎日ホントーに毎日雪降ってた気がしますがみなさまいかがお過ごしでしょうか?イベント組の方はお疲れさまっした~~新刊楽しみにしてるからねv
 私はと言えば、どうにもざわざわして本が読めないもので、この間登録したネットゲームなどを少々…(爆)。結局残したのは二つで、一つはスキルチェンジしてアビリティ覚えてくのが楽しそうなんですが、いかんせん行動力が限られてるので一回5分で終わる(一日二回だし・笑)。しかも負けるとお金が1/3に減るという厳しさなのでなかなか装備も買えません~~(涙)…なので地道ーにやる予定。もう一つは最初やった時一番ワケわかんなかったやつで、こりゃまず最初に放置だろうと思ったんだけど、やり方が分かるとなかなか面白かった♪思わず別にブログ借りてマップとか攻略メモとか作ってしまった(笑)いや、ネタばれ非推奨なため攻略サイトらしいサイトがなくてかなり難しいのだよ…メモらないと進めん。今もストーリー攻略で煮詰まってるし(笑)、地味ーなアイテム集めもなかなか大変っす。でもストーリーも結構面白そうだし、システムもなかなかよくできてるし、雰囲気も悪くない、かな。

 今年もいろいろあったけど、自分的にはプラスの気持ちで一年を終えられそうです。仲良くしてくれたみなさまありがとーう!(ラヴv)よい年の瀬&新年をねv
memo
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Tiger & Mighty Mouse  [Edit]
2005-12-15 Thu
 まだ12月だってのによく降るなあ~4・50センチくらい積もってますよ、雪。まあ車道はさっさと除雪されるけど歩道とかね。あと車庫の前に除雪車が飛ばしてった山とか、朝が大変なのよ…><

 しかし、そんな道路事情にもめげず宅急便屋さんが早々に届けてくれました、Mac OSX Tiger & Mighty Mouse!PC新調以外でOSのアップグレードするなんて初めてだよ…。でも出た時から欲しかったのよね~Mighty Mouse^^。Macオフィシャルで初めてのスクロール付き2ボタン(いや5ボタンか?)。数年前から仕事でWINも使うようになってもWINのがいいとは思ったことないんだけど、マウスだけはね…右ボタンの代わりに長押しとメニューバーを使うのは多少手間がかかるけどいいとして、スクロールボタンは一度慣れるとMacを使っててもくぅ~欲しい…と思ったことが何度もあって。それでもサードパーティのマウスを買おうかなと思ったことはなかったのに、Mighty Mouseには一目惚れvv。さすがMac者が思わず欲しいと思ってしまうデザインをよく知ってるよな(笑)

 んでTigerはというと、OS9→OSXに移行した最初こそ動きがキビキビしてなかったりFInderが妙にWINっぽく時々不可解な動きをするのと、手頃に使えるソフトが少ないのとで(設備投資がバカにならんです;;)9が恋しいよ~><と言ってましたが、ある程度慣れてみるとOSXはかなりイイvと思うように。何より活字みたいなフォントを知ってしまったらもうドットの世界には戻れない(笑)。それにSafariにもすっかり愛着が湧いてしまったので、どうせならそれぞれの一番いいのを使い倒したいなとv。Mighty Mouseの機能をフル活用するにもTigerが必要だったので、思い切ってえいやとアップグレードしてみた次第。

...More

 さてインストール。立ち上げてみたら右上にSpotlight(検索)がついてるのとDockにDashboard(ミニアプリいろいろ)が入ってるくらいでそんなに変わった感じはしないっすね。まあ実際はMailもSafariもバージョンアップしてますが。あ、フォントはOSXに慣れた身にさえ更にくっきり濃いくなったような…目が痛いよ(笑)すぐ慣れるだろうけど…

 Safariでは今まで微妙な効果だった太字タグもちゃんと太字に見えるようになったし。付属のRSSはこれで他のRSSリーダー入れずにすむなと期待してたんだけど、むーこれカテゴリとかフォルダ毎には記事見れないのかな?ニュースも趣味もごっちゃだと読みずらいんだけど…;まだあちこちよく見てないのでもっとうまいやり方があるかも?要研究。しかし実はこれが一番の目的だったと言っても過言じゃないのだけど、自分のblogの記事から直接その記事の編集画面に飛ぶことができるようになった~!(嬉)FC2がちょこちょこ仕様変更するせいで秋くらいに急に一々ログインを求められるようになってしまって、記事編集に行くのにログイン>過去記事>当該記事を探す(これが前の記事だとめんどい;)>編集と細かいけど結構ストレスだったのよね。ブラウザによっては大丈夫なんだけど、前のバージョンのSafariではどうにもならなかった。でもTigerのSafari2.0だと大丈夫そうだったので、それで段々Tigerにしようかなーと思うようになったという^^。よかった~また仕様変更で使えなくなるとかナシよ>FC2;;

 そうそう、Classic環境はそのまま引き継がれちゃったよ>Aさん(私信)。なのでまた当分中途半端にお世話になることに…ううっClassic環境使い勝手はかなり悪いからできるものなら全部Xで作業したい…!!けどバラで買ったら高っけーよ<X用ソフト;;

 Mighty Mouseはと言うと、スクロールのボールのふわふわ感が妙に生物っぽいです(笑)Dashboard一発呼び出しも便利だし、クリックしなくても乗せるだけでどこでも自由にスクロールできるのがいい。期待通り作業はかなり楽になりそうv

 あとは目をつけてるウィジェットがいくつかあるし、後日改めていろいろ探してみるつもりー。本当はアプリ本体についてて欲しい機能がなかったりしてちょい残念だった部分がこれでちょっと補完されるかな~と。取りあえずiTunesの歌詞を勝手に検索して表示してくれるやつと、iCalの予定が一目でわかるやつ。iTunesはホントはDLした楽曲には歌詞もつけて欲しいんだけどねーMAGIQLIP2だと普通についてくることだし。でもこのウィジェットだとCDから落とした曲の歌詞も表示してくれて、iPodにも転送できるのがいいと思うですよ。iPod持ってないけど(…)。iCalのアラームもホントは立ち上げる度に出てきて欲しいんだけど、今は決まった時しか出てこないので。近場の予定は常に前面にいてくれないと忘れるんだってば。ウィジェットはこれまで使いようがなかったんであんまりじっくり見てなかったんだけど、これから他にどんなのがあるか探すのが楽しみだったり♪

(追記)あ、分かった…<RSSリーダ。ちゃんとフォルダで管理できますね^^
memo | Mac
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火宵の月 13巻  [Edit]
2005-12-14 Wed
 神官→有匡サマ←火月の三角関係(?)にやきもきしたここ数巻だったけど、何だかスッキリしたかも。と言うのも、気が付いたら神官と文観の恋愛が始まってたからで…それがまた意外なんだけどハマってるというか、いや~何ともヒリヒリした気分を味あわせてくれるったら。どちらも今までにない感情だけに自分でそれを扱いかねて傷つき、それでも欲しいと血が騒ぐ。甘さや優しさからはほど遠いけど、飢える心もと満たされる心の行ったり来たりが実に恋なんですよ、これがまた…!うへー私、こういうの結構弱…何でそういう思いがけず無防備なカオ見せてくれちゃうかな…ツヴォにはまってしまったではないのv(笑)

 有匡サマと火月の方もおかげでスッキリv。いやーいっくらラヴラヴでも心が神官のところにあるのが切なかったんですが、番外編(?)の「痛いと言えない有匡サマにSOSの出し方教える火月」にかなーり癒されましたです。すっかりお兄ちゃんモードになってたたったひとりの妹に裏切られたのはかなーり堪えてるのに、それを出せない不器用な人がここにも一人…。めっずらしく弱って大人しく火月に寄っかかってるのが、本心隠して余裕かましてる有匡サマより嬉しーなー。やっぱり有匡サマには火月よね!という^^。おかげで吹っ切れたのか、有匡サマに久々に強気ドSの笑顔が帰ってきましたvv。「まぁそう褒めるな」がラヴ!

 しかしこのままだと有匡と文観が義兄弟という、晴明と道満の関係が意外な方向に…でも意外と楽しそうな関係だわと思ったりね(笑)

火宵の月 13 (13) 平井摩利(花とゆめ)
comic | 平井摩利
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バガボンド 1~3巻  [Edit]
2005-12-14 Wed
 ようやく読みはじめたバガボンド、最初の印象は「ヒーッ怖…」…戦や人斬りや、いやもっと原始的で混沌とした「生」の怖さ。怖いと感じさせるのが凄い。原作の空気もこんななんですかね?これを「娯楽」と言うなら究極の娯楽ですな。

 戦の時代に己の腕ひとつで名を挙げることを望んで村を出てきた武蔵と又八が、それぞれに流浪の人生を歩み出した第1巻。肉を斬られる痛み、骨を断つ手応え、血、女の肌…そんなものをただひたすら「生」だと信じ、生きるために他人の命を奪う。そんな獣の目を持つ十七歳は、血にまみれてはいるけれど昏くはなく刹那的でもない。死にたくないから生きる、誰にも負けたくないから強くなる…理屈なしの望みだけを胸に生を全うしようとする姿は爽やかですらあったりして、段々怖くなくなってくるのが不思議だわー。いやー武蔵はかわいいです(オイ)

 2巻、これはもー武蔵にとって重要な巻ですねえ。おつうと沢庵、この二人の存在は大きいわ~。鬼と呼ばれ、修羅の道を歩む武蔵の中の泣く子供を見つけ出し、方向性と光を与えてくれた。心に描いた本当の望みとこれからも生きて見つける意義を。本格的に剣の道を歩む前の、人間武蔵の出発点ですねえ。好き好きv

 3巻、二十一歳。宮本武蔵と名乗り京で武者修行。剣の道で天下無双を目指す野望の第一歩だけど、この時代においても剣の道一本に生きるような男は時代遅れであるらしい。それでもドキわくしてる武蔵が、多少歳はとってもガキくさいままなのね^^。己の道をひたすら歩む時代遅れの漢って好きなのよねえ。相手が強ければ強いほど挑み超えていく。「俺の方が強い」と吠える武蔵の前に広がる道はどんな道なのか…
 ところでこの4年はどうしてたんだろう~そっちも気になります。おつうがかわいくて好きなんですが^^。あと又八は多分まだまだ迷走しそうだけど、どこで漢になるかも見所ですねー。

バガボンド?原作吉川英治「宮本武蔵」より (1) 井上雄彦(モーニング)
comic | 井上雄彦
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対話篇  [Edit]
2005-12-08 Thu
 金城作品にはこれまでもタフさの中に「静」を感じていたので、この装丁やタイトルからして静かさを湛えてるこの本は、実はとっても金城さんらしいんじゃないかなーと思ってた一品。親しくした人が必ず死んでしまうという運命を抱えた男がたった一度の恋を語った「恋愛小説」、急病で死の淵にいる男が最後に復讐をしようとする「永遠の循環」、病気を抱えながら老弁護士と後悔と記憶の旅をする「花」の三篇。そのどれもが二人の人間の対話で形作られている。

 三篇とも「死」が重要なファクターで、作者自身あるいは若い時にゾンビーズにとってのヒロシのような存在の死を経験してるのかもと思ったりしたんですが、作者にとって死とはきっとすごく近いところにあるものなんだと思う。常に自分の隣に存在するもの。それは誰にとっても逃れられない運命ではあるのだけど、大抵はそれを意識せずに生きているわけで。でもそれを若い時に強く意識してしまったら…それをどうやって乗り越えるか?生も死も紙一重の中で見つける生の意味とは何なのか…?そういう思いがいつも根底にあるような気がするのです。

 「永遠の循環」は「SPEED」の関係者が出てきてましたねえ。というかこっちが先だったわけですが。「SPEED」では実はあの女性だけはよく分からない人だったんだけど、そうか別サイドの話があったわけね。うーんやっぱり彼女に共感はできなかったけど(^_^;;。でも殺し屋Kは印象的だったな。隣人のような死そのものでもあり、死に抗う存在でもあり。

 この中では「花」が好きかなー。三篇ともどこか非日常を描いたものなんだけど、「恋愛小説」と「永遠の循環」にはどこかファンタジーな味わいが、「花」には非日常のトンネルを越えて緩やかに日常に回帰していくような後味がある。具体的な生きる意味なんて分からないけど、情けない記憶も後悔も丸ごと抱えてそれでも生きていけるという実感が力強いのだ。

対話篇 金城一紀(講談社)
novel | 金城一紀
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銀のいす  [Edit]
2005-12-08 Thu
 ようやくナルニア4作目読了。ユースチスの成長を楽しみにしてたんですが、アスランから与えられた王子奪還の旅はこれまでになく厳しく暗くキツかった~。剣や魔法での戦いではなく、精神と心の強さだけで戦わないといけない。飢えと寒さに苦しんでいる時にやるべきことを見失わずにいられるか、光のない世界で目には見えないものをそれがあると信じていられるか、自分の記憶や感覚を手放さずにいられるかという。戦う相手は魔女ではなく自分なのだ。前半なかなか読み進められなくてちょい苦労したんだけど、王子の呪いを解くところから魔女との問答は手に汗握りましたですね。これまでにない心理戦だったけど、現実がどうとか世界がどうとか関係ない、信じたいから信じるんだというにがえもんの意思の力に救われた思い。誰かに押し付けられ、考えることを放棄した世界で平和に暮らすよりも、楽しいものや美しいものの中に真実があると信じることからはじまるのだ。「このさき長く地上の国を求めてさすらおうとも、暗闇の中に出かけてまいりましょう」

 魔女の心理攻撃はなんだか戦争や独裁下の社会を思わせるなあ。一つの価値観を押し付けられた時、自分の心や信じるものを守れるだろうか?というような。時代時代で魔女の手段も違うらしいですが、ナルニアの世界にも現代的な考え方や風潮が流れ込んでいるのかなあ?こちらの世界との対応も気になるのよね~近代化や技術の進化が全ていい方に向かうとは限らないし。例えばこの本の最初に出てきた「新教育」や戦争のように。そういうこちらの世界が反映されてるような気がしてなりませーん。なにしろ前書きで「ナルニアがくずれさる」ことは予告されてるわけなので…物理的にどうと言うより、人間の心の変化みたいなものが大きく関わってるのかなあと。

 「指輪物語」はこれから徐々に失われていくだろう神話時代の終わりと人間の時代の始まりを描いていたと思うのだけど、「ナルニア」は神話の世界とはちょっと違うような気がする。この世界が滅んだ後に現れるものは何なんだろう…?うーむ大人になってから読んでるせいで、純粋に子供たちの「ここではないどこか」の冒険物語としては読めないようです~。

銀のいす ナルニア国ものがたり (4) C.S.ルイス(岩波少年文庫)
novel | C.S.ルイス
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The MANZAI  [Edit]
2005-12-06 Tue
 あさのさんの本に出てくる少年少女(最近は大人も)は自分って何だ、お前はどう生きるんだと突きつけられ、逃げ場なく自分とギリギリまで向き合わなければならないような追いつめられ方をすることが多いんでちょっと間を置こうと思ってたんですが、ぱらりとめくったこの本は何だかやけに軽いノリではじまったのでうっかり借りてきてしまった。…ら、やっぱりあさのさんだったなという(爆)。ついでに男子が二人いると天然でBLになるのもあさのさんか…別にいいけど最近は男子中学生もこの手のことにフツーに理解あるんですかね?ははは…ここまで来ると天然つーか好きなんだな、やっぱり(笑)

 前の学校で普通に学校に通う事ができなくなった瀬田は、そのために父親と姉を失ったという傷を抱えている。何で自分には普通に他人と同じことができなかったのかという後悔が転校した先で何とか日々を過ごさせているけれど、どこか張りつめていないと切れてしまいそうな危うさを持っている。そんな瀬田に「おつきあい」を申し込んだ秋本に対して呆れたり怒ったり嬉しくさせられたり、押さえ込んでいた感情を外に出していくことで次第に楽に呼吸ができるようになっていくのだ。

 校門に感じる威圧感や普通でないと言外に責められる周囲の目に、世界と自分とが隔てられているようなあの感じ。覚えはないけれどよく分かる気がする。そんな乾いた世界にいた瀬田にとって秋本は確かに潤いだよなあ…「おまえはふつうやない。おれにとっては、特別なんや」。でも秋本にとって瀬田が特別な理由がただびびんときたってだけじゃちょっと足りないなあ(私が)。秋本もまた何か傷を抱えているのだろうけど、見せないんだもんコイツってば。もうすでに自分の中で何らかの決着を着けて越えてしまっているのかもしれないけど、そこはまだまだ中学2年生、もうちょいガキでもいいのになと。その辺は続編でもうちょっと描かれるのかな?(でも続きないんだ図書館に…;)

 ともあれ「やっぱりあさのさん」だけどバッテリやNo.6に比べれば追いつめ方はキツくない。でも中学生読者にはむしろこれくらいでもいいかも?バッテリのあの精神描写はもっと大人向けかなと思うし…。脇の森口と高原の、すでに「自分」をしっかり持ってる個性もぴりっと効いてたし、ギャグも多くてテンポもいいので楽しかったけど、肝心のタイトルの漫才だけはイマイチ弱かったような…?(笑)

The MANZAI あさのあつこ(岩崎書店)
novel | あさのあつこ
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サンネンイチゴ  [Edit]
2005-12-06 Tue
 妄想の中でなら嫌みな教師やきっぱりものを言ったり、理不尽なことに怒ったりできても、人前では目立たず騒がず地味な中学生ライフを送る森下ナオミ。けれどバックを盗まれたことが原因で同じクラスの超中学生級ファイターのアサミやヅカちんと関わったことが少しだけ何かを変えていく…

 自分の内心と現実の姿とのギャップを知りつつ、内弁慶で本当に言いたい事を誰かに伝えることができないどこにでもいそうな中学生のお話ですね~。一応事件としてマスコット狩りとかありますが、いやそれあんまり無防備ってか危ないから;。自分がやってることに自覚のあるアサミたちに比べると、妄想の中でだけ勇ましいナオはイマイチ危機感薄くて場違いな感じなのにちょっとハラハラしましたが、まあそれはオマケみたいなもんだしね。もっと日常の部分にこそいろんなキッカケが転がってて、どうにかしなくちゃ、ちゃんと言わなくちゃと足掻いてるのが地道でよかったなと。痛い妄想からほんのちょっと現実へ。現実でも自分でいていいんだっていう足場固めみたいなもの。ささやかだけど確かな一歩だと思う。

 いくつかタイトルが気になってたこの作者だけど、持ち味はまだちょっと分かんないなーもうちょっと読んでみないと。文章とかキャラとか強烈な印象はあんまり残らなかった…かな。この中では「大人の男」になりたくないヅカちんが一番興味深いキャラだったけど(ショートケーキイチゴの命名とかヘソ毛とか)ホントはアサミがもっと深く描き込まれてたらよかったな~。女の友情も好きなんですよ(笑)。あとアニキがもうちょっと「アニキ」だったらよかったんだけどな~。悩める中学生の指針になってくれるような。

サンネンイチゴ 笹生陽子(理論社)
novel | 笹生陽子
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シェーラひめのぼうけん  [Edit]
2005-12-05 Mon
 ばらっばらに借りてってる小学生の合間を縫って(笑)一ヶ月くらいかけてようやくシリーズ読破。人間の国を滅ぼし魔物の国をつくるという野望を持った魔法使いサウードによって石にされてしまった国と人々を元に戻すため、すべての願いを叶えるという魔法の杖を探しに旅立ったシェーラザード国のシェーラ姫。怪力のお姫さまと気弱な魔法使いファリードと元盗賊のハイルら少年少女が魔法の絨毯に乗って封印の宝石を探しに砂漠の国々を旅する物語。

 タイトルの割にちっとも「女の子向け」ストーリーじゃないですねー。子供にも大人にも辛いことも理不尽なこともたくさんあるのだけど、それでもどうやって生きれば幸せになれるのか、それを乗り越えて行くのにいかに誰かの存在や未来を信じる力が大きいか…そんなお話です^^。それは子供にも分かりやすくストレートに、とても簡単なことばで書かれているけど、大人だってはっとさせられる嘘のない強いことばだと思う。

 後半、特に5作目の「空とぶ城」あたりからが好きですねえ~。そこまでのシリーズで「冒険」の合間に少しずつ語られてきた過去や誰にも言えなかった思いがより深く描かれてて、怪力だとか魔法だとかの力ではなく、人間としての強さを手に入れていくところが。魔神ライラの力を借りずに大事な局面を越えていくところとか。図書館ではあんまりお目にかからないけど学校では意外と男子も読んでるらしいぞ。っていうか読め。(笑)

 「空とぶ城」、大団円のラストが好き~。ミリアムの想像通りに新しい人柱探しの可能性も十分ありえて納得と思ったけど、それよりずっと大きい物語を見せてくれて満足v。空を飛ぶ研究をしたいのに、地上に降りれば人を助ける研究をしてしまうだろう自分を分かっているという未熟者アルテスもいいし、大事なことには自分で気が付くべきだという長老の賢者魂も素敵だ。そして剣士…絶対赤毛だと思いました(笑)

 「海の王冠」、こちらの大臣と息子は分かりやすく「悪」だったけど、悪と戦う話じゃーないのだ。戦うのは自分の中にある憎しみ。傷つけられ奪われたという思い。「傷ついたのなら、傷つけてはだめ」…それは傷つけるよりももっと途方も無い強さを必要とするけれど、相手のためではなく、自分のためなのだ。憎しみの連鎖では決して幸せにはなれないから…

 「ガラスの子馬」、これはいいですねえ~~深い。国のありよう、道を間違えた人間の悲哀も描きながら、過去に起こったことは確かに悲劇で決して取り戻せないけれど、それでも未来を指し示してくれる。単に悪の魔法使いの改心の物語でなく、信じられるものと自分を信じてくれるものの復活だ。少年サウードの「魔神の指輪を持つ姫と友達になる」が泣かせるじゃないの…しかも心を捨てたつもりでもどっか世話焼き属性だサウード(笑)。これまではハイルのが好きだったけど、本物の王子さまならもういいや(何)。ここにきてファリードのが気になるー。力も本心もまだ固く殻で覆われてるからな~~

 「闇色の竜」、ダークです。重いです。「どこまで傷つけたら気がすむんだ!」に涙…だけど子供たちの小さな身体に秘めた可能性とか、自分なりの生きる意味とか。そんなのがしっかり伝わってくる。それを見守り、むしろ大人の自分にはない力だとそれを大事にしてくれるハッサンやサウードがまたいいんだ…気持ち分かるなあ~。サウード好きだー<「それはもう、引退した」(笑)

 「魔法の杖」から「最後の戦い」にかけてのいくつかのかわいらしいロマンスも重い展開に明るさを添えてくれるけど、ここは最後にようやく父娘の名乗りを上げられたハッサンとミリアムに何より泣かされた…間際になっても言わないんだもんなあ><。命を掛けても惜しくないと思える思いの強さにはホント弱いです…。大事なもののためなら当たり前のように自分のことは後回しにできる大人にも。生真面目でシェーラの国での歓迎っぷりに耐えられずひっそり姿を消したサウードがらしかった(笑)。明るくて強いだけじゃない人間が私は好きだ。自分の中の弱さから目を背けないで真っ直ぐ進める人間が。

※魔神の指輪/うしなわれた秘宝/ダイヤモンドの都/海賊船シンドバット/空とぶ城/海の王冠/ガラスの子馬/闇色の竜/魔法の杖/最後の戦い(全10巻)
シェーラひめのぼうけん 魔神の指輪 村山早紀(童心社)
コメントを読む(2)
シェーラひめ  by おむらよしえ
こんにちは。
シェーラひめのぼうけん、ちいさなおこさんのばらばらな借り方には困るけど、本来は彼らが本来の顧客だし(笑)。
一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しい作品です。

>明るくて強いだけじゃない人間が私は好きだ
ああ、そうですね~。自分は正しいからというだけで自分のことを省みない主人公は苦手です。
>おむらさん  by banri
こんばんは~^^。順番どおりに読みたい悲しい大人の性で長く掛かりましたがようやく読破ですv最後の二巻くらいは早く返してえええとじりじりしてました(←大人気ない)

読みながら、ああーとても大事な気持ちが描かれてるなあ~と。やっぱりねー一度も傷ついたことない人より痛みを知ってる人の方が人間的にぐぐっとくるよなと。読め。と思いましたですv
novel | 村山早紀
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鋼の錬金術師 12巻  [Edit]
2005-12-05 Mon
 特装版。DVD各巻に付いてた4コマが全部入ってんのがお得v

 状況が緊迫してますねえ~~それでも真理のせいで微妙にもやもやした前巻と比べて、ちょっとずつでも前に進んでる手応えがある。やっぱり悩んでるより動いてる方がらしいよな。過去を振り返るよりも恨むよりも、前へ。「皆待ってるから…皆のおかげで耐えられる」

 シン&ランファン。シンはやっぱり誰かさんと重なるなあ~<「捨てんぞ」。たった16でそれを背負って立っているのか。そしてランファンは異様に戦闘能力高すぎだ~~(汗)と思ってたけど、それより何より覚悟の強さに惚れた…それでも生きようとする覚悟と笑える強さ。お面被ってた時には分からなかったランファンて人間が、ようやく見えた気がする。惚v

 青春(笑)。いやーいいんじゃないでしょっか?大事な人には暗いカオしてて欲しくないよね、お互い。スカーにもそういう人がいれば…ってメイチャンとパンダのおかげでちょっとキャラも変わってきたことだし未来へ目を向ける日も遠くないよねきっと。

 乱を起こして血を流し巨大な錬成陣を描いて、マッチョな錬金術師でマッチョな賢者の石ってのも当たらずとも遠からずって感じですが実際にはもうひとひねりありそう~~なので予想放棄。でもエンヴィやプライドたちがどう思ってようと結局「お父様」の超個人的野望なんだろうな;;エンヴィたちも駒にすぎないんだろうなーと思うと悲しィ;。うーんでも今回の大総統はちょっとお?ってな人間くさいとこを見せてくれたなー面白いです。グラトニーのお腹は…あれは門の中にでも通じてるのか?

 足手まといな大佐が愛しかった…ラヴ!(笑)

鋼の錬金術師(12) 初回限定特装版 荒川弘(ガンガン)
comic | 荒川弘
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落語ライヴ  [Edit]
2005-12-01 Thu
 志の輔らくごに行ってきました~。本格的な寄席ははじめてだったんだけどすごく楽しかった。一時間くらいなのかなと思ってたら中入りを挟んで二時間半、あっという間にそこらのライヴくらいの時間が経ってましたねえ。噺だけでこの間飽きさせないんだからやっぱプロはすごい。テレビの司会とかだとそんなに思ったことなかったけどで見るより落語の方が断然面白いです、しゃべりが(当たり前・笑)。ご当地ネタや時事ネタの雑談のような枕からぐいぐい引き込んで気が付いたら本ネタに入ってた感じで、オリジナルの新作落語(清水義範作とか)も古典落語(「名人長二」)も楽しませていただきましたv

 TVとかだとなかなか集中して聴いてられないんだけど、やっぱり生は一体感っつかするっとその世界に入り込めますですね。一度このライヴの感覚を知ってからだとこっちの落語に対する心構えがぐんと違う気がする~。帰りの車の中で聴いてきた別の噺も実際演ってる姿が目に見えるようで面白かった^^。古典もいろいろ聴いてみたいわ~。


 いよいよ12月…今日はいい天気でめったにないほど立山がくっきり見えてキレイだったv。でもやっぱり基本は重たいグレー空の北陸の冬がやってくる…タイヤも替えなきゃ~~雪が降る><。週末は仕事と試合とクリスマス会の準備とか。買い物にも行かなきゃだけど、それよりいい加減このじゃまっ毛を何とかしに美容院に行きたいよおお。
memo | 落語
CM:0 | TB:0 |
| 日々是好日 |
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