読書の欠片ネタバレあり
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アルコール 2巻  [Edit]
2006-05-31 Wed
 4年半ぶり?笑。よくあることだけど1巻とは系統ちょっと違ってきてるかな。バーテン&ホステス属性は少な目で学生モード多目、恋愛よりは戦う街の女の心意気や友情バナがメインになってます。ミサオのトーン(日焼け)顔はそんなに好みじゃないんだけど、学生モードん時は地が出ててカワイイです。

 ミサオと西条さんとこはほぼ安泰なんで恋愛もほのぼの仲良ししてますが、ラストで西条さんの知られざる生態が。いやいや、軽くヲタ入ってる私たち(…)のような女子にとっても意外と身近なトコをついてるかもと?笑

 恋愛モード真っ最中のユキちゃん。川畑くんねえ…大人しそうなとこがイマイチ物足りないんだけど、今度は少し根性見せてくれるかな?でないとユキちゃんはやれなくてよ!<マリア先輩モード。機織り(仮の)姿見てぽーっとなってるようじゃ心配だ…。松本さんにも頑張って欲しいとこだけど、こちらもどのくらい本気かわかんないし、本気だとしても勝算薄そうだしな~対抗馬にはちょっと足りないか。

 みかん娘に刺繍娘と街の女、このギャップが同居してるのが西村しのぶの女子だよな(ユキに「現代農業」…)。そんな逞しいお嬢さんたちも好きだけど、見た目まんまの大人なお姐さんたちもかなり好き。森下サン漢らしーカッコいー・笑。

アルコール 2 (2) 西村しのぶ(ヤングユー)
comic | 西村しのぶ
CM:0 | TB:0 |
それゆけ、ジーヴス  [Edit]
2006-05-31 Wed
 シリーズ3作目は全部時間も舞台も独立の短編集。「比類なき~」は連載というか、連作中編みたいな感じだったので短編集は初めてなんだけど、これがハッキリ言って面白い!!3作の中で一番ジーヴスの面目躍如なんじゃないかしら?どうやら発表された順番的にも初期のものだったり前2作の合間に書かれたものだったりするらしく、キャラ関係の説明とか関係とかも親切で、テンポもいいし、何より毎回繰り広げられる「お約束」(衣装バトルとか毎回ジーヴスの見事な手腕が堪能できるとかバーティがジーヴスに与える報酬とか)がこれだけ読めると楽しくって仕方ありまセン。

 そもそもジーヴスが初めてウースター家にやってきた(というかバーティ付きになった)登場編から始まることだし、むしろこれが1作目の方が「ジーヴスシリーズ」ってどんなの?とかその美味しさの秘訣ってのがよく分かるような気がするが、後から読んでああ~これはあの時ちらっと言ってたあの話か!とかあの人が!とかいう楽しみも捨てがたいかなあ?ネタバレになっちゃう話もあるしね…と、まるで編者のように悩む私でしたが、まあ面白いんだからどっちでもいいや・笑。とにかく「それゆけ」はお楽しみネタも満載でオススメの逸品となっております。

 「ジーヴス登場」編。この後しばしば言及されるジーヴスの持ち技その1・瞬間移動術(笑)。特製ドリンクも衣装バトル(主人のプライドバトル、でもこの後ジーヴスの働きに報いるためにバーティは何度も自らそれを差し出すのだ・笑)もジーヴスの親戚交遊関係の一端も、全部そろってますなー。ジーヴスがバーティの「脳みそ」担当となった、双方にとって喜ばしい出会いだった…ってことがラストで分かる・笑。

 「比類なき~」でもニューヨーク亡命時の話があったけど、同じ時期にこれだけいろいろあったとは。こっちの方が波瀾万丈で面白いー。バーティの暢気な生活が侵されるのがジーヴスにとっても「きわめて不快」で知略をしぼって難問に挑むのがいい関係じゃないの。

 再度登場のサー・グロソップがホントにバーティと親友になる日がくるのか?!信じられんが楽しみだ。バーティの歌の報酬も楽しい。ジーヴス的にも「たいへん結構」なのね?そしてジーヴスは子供が苦手という意外な弱点も。

 おおービンゴも登場だ、何と、無事に甘い(嘘)新婚生活が送れてるじゃないの~~。そしてダリア叔母さんも待ってました。あの名コック・アナトールがこんな次第でトラヴァース家にやってきたとは、なんておいしい話なんでしょう。こんがらがった使用人の恋愛模様もおかしい。前作の「踊る使用人」も楽しかったなーロンドンって感じです(?)

 ラストを飾る「ジーヴスの独白~実録・私はいかにこの心地よい職場を守ったか」はサイコー。初めてで今のとこ唯一のジーヴスの語りあーんど以前に話だけは出た「バーティ女子校で講演する」の真実が・笑。まさにジーヴス流「機略」の真骨頂ですね。そしてこれまであんまり明かされなかったジーヴスの私的な思いもたっぷり読めて大満足。ジーヴスにとってバーティとの「独身世帯」は心地良いもので、バーティの愛すべきおバカさも必要不可欠なものなのね、とこれまでも感じては来たけど、直接ジーヴスの口から聞けて嬉しかったわ。この理想の職場を維持するためならここまでやるか…笑。すごいぞジーヴス。

 すっかりこの二人のキャラに慣れてしまったが、あとがきによれば文春版「ジーヴズ」の方はまた違ったキャラ造形らしい?やっぱり訳者の持ってるイメージがそのまま出るよね~。そちらの二人はどうですか?>私信

それゆけ、ジーヴス P.G.ウッドハウス(国書刊行会)
novel | P.G.ウッドハウス
CM:0 | TB:0 |
京極噺六儀集  [Edit]
2006-05-30 Tue
 7月に地元で演る「京極噺」を見に行くので予習予習。京極さんが以前茂山家の狂言の台本を書き下ろしたのは知ってたわけですが、この「京極噺」というステージが狂言と落語(+講談が入ることも)のコラボというのは、実はこの本読んで初めて知った。この「六儀(だいほん)集」収録されてるのは、ご存知(←必須)「豆腐小僧」と「狐狗狸噺」「新・死に神」(どれも狂言ver.)、あと落語ver.の「死に神remix」となっております。おお、先の二つは入手しそこなった豆腐小僧の豆本に載ってたやつなのね。あとは、このオリジナル台本を元に上演した茂山家台本と京極噺台本です。なので、基本は同じものがいくつか収録されてたりするわけですが、微妙に違うところもなかなか興味深かったです~。やっぱり演者によって間とか言い回しとかアドリブとかね、違っててナルホドなあ~と。茂山家の方々が寄稿された「よくわかる狂言の歴史」(注・そんなタイトルじゃありませんから)も、狂言初心者にはありがたかったです。

 さてご存知(もういい)「豆腐小僧」。今回は残念ながら実演は見れないのですが、「豆腐小僧双六道中ふりだし」とは特に関連はない狂言ver.ということで。台本で読んでもなかなか様子が浮かびますな。へ~こんなのなんだ~。お能よりとっつきやすそう。流派にもよるのかもですが。茂山家台本の方はさすがに演りやすいように変えてるだけあって、実際の狂言らしい言い回しや動作があってオリジナルより様式美があるような気がしたな。しかし基本はほとんどオリジナルと変わらず。妖怪と狂言ってのはこれまでなかったんですかね?なんかあんまり違和感ないんですけど・笑。

 「新・死に神」は今度の公演の演目。この後に続く落語ver.「死に神remix」と基本は同じ古典なのかしら??多分、去年志の輔を聴いた後、帰りの車の中で似たような噺を聴いた気が。元が同じだとしても、狂言ver.の方は筋もオチも結構ばっさり変わってて、落語よりは毒というか皮肉が利いてるのね。「豆腐小僧」も「狐狗狸噺」もそうだったから、多分狂言てそういうものなんだと(初心者)。対して落語ver.「死に神remix」の方はナゼかいい話になってるんだこれが・笑。人情噺というかちょっと教訓的でもあり。志の輔で聴いたのも同じオチだったっけな…覚えてねー(オイ)。ていうか…ひょっとして志の輔で聴いたのも京極作だったのか?ちょっと調べてみます…。ともあれ、今回は実際に狂言ver.を見てきます!

 あと、この本には初演「京極噺」の時に上演された(多分)「巷説百物語~小豆洗い」の台本が載ってまして。原作は言わずと知れた、記念すべき又さん初登場の例の話。講談化は落語家の神田山陽。黄門さまやライオンちゃんのくすぐりはよかったんだが、オチはちょっといただけなかったなー。これじゃ最近の若者じゃん;<何となく気に入らなかったから。

 今度の公演、狂言「新・死に神」(茂山千五郎)の他の演目は、昇太の落語「新釈・妖怪噺」(新作かな?)と、小朝師匠はお楽しみにってことで何演ってくれるのかな~楽しみです♪

京極噺六儀集 京極夏彦(ぴあ)
コメントを読む(4)
を~  by いわし
茂山家(だけじゃないけど)、見に行くんですね~。どなたが出るんでしょう。どなたでも面白いと思いますが。
「死に神」関係は私は見たことないんですが、落語の話を新作狂言にしたものを更に「新」ということのようなので、もともとは落語みたいです。
私は数年前、一番最初にやったときかな、「豆腐小僧」と「狐狗狸噺」は見ました。

狂言に妖怪……出てきませんね。室町時代には妖怪はいなかったのかな? 魑魅魍魎はいそうだけど? お能には幽霊ばっかり出てくるけど?
狂言に出てくる人間じゃないものの筆頭といえば「鬼」ですね。かなり人間ぽいですけど。
リアルさを求めるのが狂言だからかな? ファンタジーは能におまかせで……。
お~  by banri
さすがいわしさん詳しいわv
いわしさんも京極噺行かれてるのね。うちとこは地元でこんなの演るのめずらしいから嬉し~笑。
今回は小朝師匠と同じ春風亭門下の昇太が出るです。師匠は何やるのかな?豆腐小僧(落語ver)かも。
「新」…へ~。書いたあと「死に神remix」は改作落語とかってどこかで(どこで…)見たような気がするので、やっぱり元は古典落語なんでしょうねー。これ面白いっすよ^^

狂言は鬼か。基本的な狂言を知らんので妖怪でも全然違和感がないという…笑。
能も鬼とか多いような気がしたけど(あれは面か)…ファンタジーって確かにそうかも……。
手持ちの  by いわし
『狂言ハンドブック』(笑)で「死神」のあらすじ読みました。落語は知りませんが、確かに狂言だと足元すくう感じになってるのかも? という気がしました。

妖怪って土地に縛られてますかね? 個人ですかね? 種類ですかね?(子泣き爺は一人なのか、あちこちにたくさんいるのか?)
狂言って固有名詞ってほとんど出てこないんですよね。地名なんかはたまに出てくるけど、そんなにたいした意味はないというか。だから特定のキャラクターを持ち込んだりもしてないのかな。
私も「豆腐小僧」よりは「狐狗狸噺」の方が違和感ないです。「そういう種がいるよね~」って感じで。
そこんとこ、茂山さんのお話も聞いてみたいですね(笑)。

鬼というのも、考えてみるとなんなんだろう、という気が……。
「抜け殻」だったかな、太郎冠者が寝ている間に、主人に鬼の面をつけられしまい、起きて水に写った自分の顔(鬼の面)を見て、「自分は鬼になってしまった」と嘆く話があるんです。
なんでそんな勘違いするんだ、ありえねー! って思うんですけど(笑)、それがオッケーな価値観(作り手も、観客も)ってどんなだ、と考えるとまたおかしい……。
死に神  by banri
やはし狂言版死に神も古典があるのですね~。そうそう、豆腐小僧もそうだしね<足元すくう。皮肉って笑うような感じすよね。
だからその鬼も話も、そこは笑いどころなのでは・笑

京極さんに言わせれば、妖怪を個人名詞にしたのは水木御大、とかそういう話を延々と語られそう…笑
種類というか現象というかだから、それで狂言に出てこなかったのかね~茂山氏は豆腐小僧は違和感なかったのかしら…
つーかキャラクターだから新鮮だったのかもね?
novel | 京極夏彦
CM:4 | TB:0 |
ペンギンの憂鬱  [Edit]
2006-05-30 Tue
 90年代、ソビエト崩壊後のウクライナ・キエフ。売れない短編小説家のヴィクトルは、1年前からエサをやれなくなった動物園からもらい受けたペンギンと暮らしている。恋人に去られたばかりだったヴィクトルは孤独だったけれど、「ペンギンのミーシャがそこへさらに孤独を持ちこんだので、今では孤独がふたつ補いあって、友情というより互いを頼りあう感じになっている」…停電で真っ暗なアパートをペンギンがのんびりと歩きまわる音と外で響く銃声から始まる物語には、冒頭のこの部分だけで引き込まれてしまいます。

 新聞社で「まだ生きている人間の追悼記事」を書くことになったヴィクトルの、どこかものさみしいけれどささやかに安定した日常に、次第に「死」や「誰かの意思」や「組織」といった非日常が滲み出してくる物語。だけどヴィクトル自身は何が起こっているのか、誰が背後で動いているのか知る術はなく、だから一層読んでいるこちらも足元がぐらぐらするような不安定な気持ちになる。決して明るくはない物語なんだけど、全編を覆う孤独感と存在の心許なさ、必死にしがみつこうとする「普通の」日常は何だか覚えのある近しい感覚で、時々じくじくとする痛みとそれをやり過ごすようにして生きていこうとする毎日、それでも時につぶやかずにいられない言葉たち(「この世で俺を待っててくれる人がだれかいればなあ!」)…が、じわーっと沁みてくるのよね。

 ペンギンのミーシャと、「ペンギンじゃないミーシャ」から預けられた娘・ソーニャとの奇妙な共同生活。ソーニャの幼いもの言いとヴィクトルとのたどたどしいやり取りや、大げさな感情表現はないんだけど、そっとひざに頭を乗せてきたり、じっと見つめたり、たまにつついたりするミーシャがいいんだ~。憂鬱症で不眠症のミーシャはいつもどこか哀しげに黙って立っていたり、静かに歩き回ったりしているだけなのだけど、その存在には私まで慰められます…。夜の散歩とか氷上ピクニックとかね。ずっとそんな風に過ごしていければこれはなかなか心温まる物語なんだけど…表紙イメージでそういう話を期待してはいけません・笑。最後まで読めばタイトルもなかなかブラックね…装丁とのギャップが却って味わい深いです。

 「悲劇を喜劇に、喜劇を悲劇に転化」とは折り返しに載ってたタイムズの書評ですが、うん、そんな感じ。淡々を日常と非日常を、ささやかな暖かさと不気味な見えざる手を綱渡りのような微妙なバランスで行ったり来たりするうちに、いつの間にかそこに漂う孤独感とさみしさに身を委ねている。それはとても身近な感覚だから、冒頭にあったように「孤独を補いあって」暮らす姿には哀しくも救われるし、だけどその必死で保とうとした日常が砂がぽろぽろ落ちるように欠けてはまたさみしくなったりもする…。セルゲイの死やニーナとの「愛はないけど幸せごっこ」は痛かったりもしましたが…。それでも悲劇と喜劇の揺れ幅が大きくないので、こういう話なのにどんよりダークな気分にはなららないのよね。ただざわざわと余韻の残る、そして不思議にまた戻ってみたくなる(孤独に浸ってみたくなる?)物語なのでした。

 実際にウクライナの作家の書いたロシア圏の物語ということで、普段あまり触れる機会のない系統だったのですが、すごく印象深かったです~。このラストというか物語としては私的には完結してると思うのだけど、ミーシャのその後だけは気になります…><

ペンギンの憂鬱 アンドレイ・クルコフ(新潮社)
コメントを読む(2)
はじめまして、ハジメマシテ。  by ましろ
コンニチハ。
記事を拝見しながら、この物語にぐいぐいと引き込まれた事を思い出しました。
それまでは、海外小説は苦手だったのに、近頃たびたび手を出してしまうのは、きっとこの小説のせいです。この孤独と余韻の魅力、いいですよね。
続編もあるらしいので、いつかまたこの物語を味わいたいです。
>ましろさん  by banri
はじめまして、コメントTBありがとうございます^^
この本を読んでた間中、孤独感に浸ってしまっておりました。うまく言えませんが、絶望的な孤独じゃなくもはや自分の一部だから付き合っていくしかしゃーないみたいな孤独感ですが。なのでミーシャにはホント慰められました…
本来不条理な終わり方とか物語って苦手なハズなんですが、これは謎がメインじゃなかったせいか全然アリでしたねー。別のところで響いたので…
舞台から漂ってくるあの時代のキエフの空気もリアルですごくよかったです~。
こちらからもTBさせていただきますね。
novel | アンドレイ・クルコフ
CM:2 | TB:3 |
フルーツバスケット 20巻  [Edit]
2006-05-25 Thu
 誰も彼もにとって辛い巻だったね。さみしさや苦しさ…胸に抱えた気持ちが重い><。否応なく動いていく世界と蓋から溢れ出した気持ちに、立ち止まってることも戻ることももうできなくて、見たくなかった自分の記憶や弱さと向き合わなければいけないんだもんね。だけどこれがホントに最後の山だよ~。その一歩を踏み出すことがどんなに心細く、さみしさが増すばかりだと分かっていても、すがっていたかった「希望」が消えてしまうとしても。それでもその先には誰かが、何かが待っててくれるから…!

 夾を好きになりすぎて怖がってた透くんの気持ち。そりゃもう隠しようもなく溢れ出すのは分かるよ…!だって夾だもん。私ももうずっと愛しさが止まらんし(オイ)。あああいいなあー目が覚めたら夾があの顔で「…よぉ」って言ってくれるなんて~~【愛】(もう止まれ…)。と、とにかく。もう蓋は閉めないと決めたら却って言葉が出なくなる透くんが女の子だね^^

 だけどせっかく一歩を踏み出した透くんを止める最後の壁が夾なんて~~うううったった一つ「側にいたい」って願いを自分から手放そうとする夾の絶望的な顔が;。そりゃあ母親と今日子さん、二人分の死は重いよな;…ちびきょんがカワイイとかきょんの名前にそんな設定がとか言ってる場合じゃあない(殴)。夾を呪いより強く縛ってるものはその罪悪感…透くん、がんばって~~;;

 あっきーもここまでぼろぼろだと可哀相っした;必死だったんだなあと…。つか父!救いになるどころか我が子突き落としてるじゃん…解放のキーじゃなく、呪いの元凶だったのね;;。そうか紫呉が壊したかったのはそれか~。つか一番のライヴァルだったのだな、父。「父様みたいにやさしかった紫呉」…それ紫呉に言ったでしょ、あっきー?父親代わりになる気も12分の1で終わる気もさらさらない紫呉のオトナゲなさの原因はそれだ・爆。今はつらいだろうけど、最後に残るものにちゃんと気がつけよ~?それに気がつく時のあっきーが楽しみだ。それからようやく望みが叶った時の紫呉の顔もな・笑

 紅葉と燈路。突然やってきた終わりを素直に喜べなかった二人の気持ちが深くてよかった…。呪いが解けて真っ先にやってくる感情が喜びじゃないこと。縛られない自由がさみしいなんて、そんな気持ちを描けるのが高屋奈月だなあと思う。いい・悪いじゃない、グチャグチャになった気持ちを超えて辿り着く先をほんのり先に示してくれるんだー。その光が微かだけど暖かくて泣ける。紅葉~~><。呪いが解けてもあの場所には戻れない…その現実が哀しくて胸に迫る。透くんへの気持ちも切ないけど、「うん、行くよ」がもう(涙)。それでも倖せになることを諦めない紅葉は強いよ…今はまださみしさが胸を締め付けても、上を向ける紅葉に今回一番泣かされたっす。

フルーツバスケット 20 (20) 高屋奈月(花とゆめ)
comic | 高屋奈月
CM:0 | TB:1 |
FF12エンディング  [Edit]
2006-05-23 Tue
 FF12。しばらくラスダン前でうろうろしてたり、半分行き倒れそうな状態でED見るのはもったいないわと思ったりでなかなか突入する踏ん切りがつかなかったんですが、ようやくラストまで辿り着きましたー。

 まずは大灯台。ここもマップ広;しかし頂上のイベントはよかったですな~~思わず後でまたそこのムービー見れるようにと思ってセーブデータ取っておいたもん・笑。はい、ここでの主役もバルフでした…親子決戦だし。「バカ息子」だし。「逃げてみせて…最速の空賊バルフレアでしょう?」「…振り落とされるなよ?」だし(ああん<悔←バカ)

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 ここら辺プレイしたのけっこ前なんで他のとこは大分うろ覚えなんですが、ああーヴァンが主役の意味ってそれ(だけ)だったのね、みたいな。アーシェと同じく、大事な者を奪われた人間として、「復讐せずにいられるのか?」というテーゼに対する答えであるわけね。だからヴァンにも王子が見えたのかー。王子はね~ナブディスでも会えませんで(しかもセーブなしかよ死都;駄目ダメゲーマーだからすぐ眠くなるんだよー;;)…幻かあ~。まあいいけどな。残された方は、それでも生きていくしかないんだし。…つか!!何でそこでのん気にガブラスvsアーシェ・ヴァンになるのだ!バッシュがすぐそこにいるってのに、そこはやっぱり兄×弟じゃないのかよ?!?←掛けるなよ<殴

 シドは…よくわからんがあれは6年前に実はもう死んでたとか?ヴェーネスと会って世界のカラクリを知ったってことなのかもしれませんが。やりたかったことはわかるが、方法論が何でそうなるのかよくわからない…わっかりにくい愛情表現しかできない身内に振り回される三男坊ズ(ラーサーは3男か4男か忘れたけど)…って話か?(違)

 さて後はバハムートに突入…すると戻れないので、最後のモブと召還獣攻略に走り…軽く10回くらいは死んだかな…(遠い目)凶悪すぎるのが2体ほどいたぞオイ;;。隣のマップと何回切り替えても吹雪にならねーと思ったら、別のマップまではるばる行かなきゃいけなかったりとか。なのに瞬殺とか;;ヘネ奥はも~~~強過ぎ。フザケンナ~~!!何でボス戦前にセーブがないんだよ~~雑魚にだって囲まれたら死ねるってのに(涙)即死属性とか物理無効が解けた瞬間また無効とかって反則だろそれ;;。ここにきてバブルは必須っす。結局攻略参考にしてリフレク貫通闇魔法で何とか。戦闘不能は手動で起こしてたんだけど、ガンビットで全員にフェニックスの尾指定したらめちゃめちゃ楽だった…もっと早くそうしてればよかったよ。一番アクション早い人だけ使ってくれて無駄打ちもないし、倒れるか倒れないかのうちに起こしてくれるんでリーダー交代すらしなくていいほどだったもん。AI優秀だね。しかし決め手は、闇吸収付けてるのに必ず即死属性で全滅してしまう年長組を後半投入するためにおとりに使った二軍年少組(ヴァンとアーシェはLv60、パンネロなんてLv48でストップ…年長組はLv80以上、バルフはLv89だった・笑)が、何故か即死食らわずにえらく粘ってくれたことでしょうか…この運の差はなに?汗

 あんまり最後の召還獣に苦労したので、今なら以前HPが多すぎるの見てアホらしくなって途中でやめた裏ボスも倒せるかもと思って…出掛けてみたら実際楽勝でした・爆。でもあとの二体はそこまで行くのがめんどすぎるので行きません~。モブと召還獣だけでもう移動ぐったり。どこもかしこも遠すぎ;。なので最強系武器材料集めも気力なくてヤメ。最強の矛も案の定出なかったしな~。つくづくフォーマルハウトが一発で出たのはラッキーっした。

 というわけで、ほぼやりたいことはやったので…終わりたくない気持ちもあってぐずぐずしてたけどようやくラスダン突入→ED見てきました。…いきなり一般ピーポーがしゃべりだしてしばらくコントローラー出番なし。あら、小父さまお久しぶりです。オンドール侯も結構好きっした。そして後方から飛び出てくるシュトラール号がカッコよかった~~v。ラーサーの「オレ」にはん?と思ったんだけど、周りで見てた家族に揃って「『おまえ』はや・め・て」と言われて思い出した…ああ・笑。

 バハムートまたマップなしかよ;無駄にぐるぐる周ってようやく再ガブラス戦。あー大灯台で兄弟愛憎劇やらなかったのはここでやるつもりだったのね…と思ったけど。バッシュ弟に冷てえ~~!(爆)「何故自分を失わずにいられる?」「守りたい者がいただけだ」…ってたった一人の弟はその対象じゃないのかね。何と言うか、もっとこう…濃いい兄弟の相克を想像してたんだけど、バッシュ淡白…。でも淡白なりにバッシュ→アーシェだったんかな??と。使命なだけでなく。

 ヴェイン戦。弱ッ(オイ)。レベル装備的に相手にならん、スマン…。つーかラスボスはヴェインとシドが抗おうとした例の存在だろうと思ってたんですが違ったわ。うーんやっぱりやろうとしたことは分かるが方法論が……ちょうー迷惑(爆)

 そしてED。ここでも主役はヤツだった…「自称」じゃないだろ、これもう(笑)。「あなたが死んだら私は…!」って、ええええ???王女さまいつの間に?マジっすか?でも「二枚目は大変ね」「ばーか」…ってやっぱり入る余地ないっす…(あああしかも弱いとこをッ<バーカ←カタカナだと更に弱)。しかもどうやらこの姫の告白はえらくバッシュにも堪えたらしく、髪を切ってラーサーの元に走らせてしまったという・爆。「アーシェの側にいてあげて欲しい」…ってそう無邪気に言ってやるなやパンネロ…やつもいろいろと報われなくて辛いとこなんだからさ(肩ぽむ)…しかも「小父さま」ってやつまだ36(涙)(や、弟の遺志を継いでとかじゃないよなーどう考えてもキッパリ弟<姫だったぞ、態度)

 いやーこれまでのFF定番のこっぱずかしくて正視できないような恋愛皆無どころか恋愛っぽさすらほとんどなかった12ですが、最後に来てこんな片想いベクトルが浮上するとは(いろいろ間違ってても気にしないように)。しかしそんな地上のあれこれもどこ吹く風の二人…一年どうしてたんでしょう~。あああ罪なヤツだわホント…

 エンディングのバックの設定絵もなかなかかわいかったなーチビ時代とかv。あ~ついでにバルフとフランの出会いの頃とかの絵もあればよかったのに~のに~。赤ちゃんバルフよりも少年バルフが見たいぞ。家を飛び出した15~17歳頃とかさv


 あーあ終わっちゃったー…どうすっかな~…
コメントを読む(1)
FF12  by -
12は、ほんとにヴァンではなくバルフレアにアーシェが片思いだったのですか12をまだ終わしていないので知りたいのですが、できれば日記書いていただけないでしょうか?お願いします メールアドレスを作ってないもので。迷惑かもしれないですけでよろしくお願いします。
memo | game
CM:1 | TB:0 |
よしきた、ジーヴス  [Edit]
2006-05-17 Wed
 シリーズ第二弾は長編で。叔母さんの屋敷(いやもちろん主は叔父さんなんだが…影が薄いので・爆)があるブリンクレイ・コートを舞台に、バーティが大活躍する…ハズだったお話・笑。今回も早々に愛するカンヌ仕様ド・ハデ・ジャケットのせいでジーヴスと仲たがいしてしまったバーティは、自ら二人の友人の恋愛相談とダリア叔母さんがカンヌですった500ポンドを叔父さんから引き出すのに乗り出すのだけど、それがまた周りにも自分にも悪い目が出る連鎖反応を引き起こし、のどかなブリンクレイ・コートを傷ついたハートでいっぱいにしてしまうのだ。

 いやーでも客観的に見てバーティのやり方がそうひどいとも思えないんだけどね~~何もそこまで…なヒドイ言われようが涙を誘うわ。や、なかなか理性的常識的な作戦と言っていいと思うのだけど(まあ多少は…おかしいが・爆)、これがあちこちイレギュラーに跳ね返ってこんがらがるのがお約束。最後は結局ジーヴスの神のごとき頭脳的作戦で一挙五得くらいの見事な幕となりました。割を食うのは今回もバーティのみの大団円…ジーヴス的にはいいのかそれは?!…はっきり言ってバーティよりよほど非常識かつ悪魔的な作戦だと思うんだが、最後はキッチリ全部総取りしてくとこが最強っす。「タマゴを割らずして、オムレツは作れません、ご主人様」(笑)

 でもバーティにとっては総負けのラストなのに、なんとなく愉快で幸福な気がするから不思議だー。それはバーティがとっても打たれ強くて、すべて世はこともなしと人生を楽しむ秘訣を知ってるからかもね?と思ったり。そしてこういう主従関係ではあるけど、この二人の掛け合いが好きなんだな~。上流的上品さを崩さないジーヴスの表情や言葉をバーティが増幅して伝えてくれるのが楽しい♪「想像力が恐れをなしている」とかね。バーティの言語感覚って好きだわ~笑。

 そうそう、今回幼なじみのビンゴは出なかったけど、ダリア叔母さんが最高!叔母さんが出てきてしゃべるとこは全部面白かったー。アガサ伯母さんに比べると断然親しみやすくてそして狩猟系…笑。あーあと今回電報関係も笑わせてもらった~~短い言葉ってドスッドスッと効くんだわ。

よしきた、ジーヴス P.G.ウッドハウス(国書刊行会)
コメントを読む(2)
TBさせていただきました(やっと)  by 兎に角うさぎ
 ジーブス面白いですよね~!バーティもおバカなようだけど、友だちとしては世話もやいてくれるし、前向きだし、この二人のバランスが絶妙です。次の感想もお待ちしております~vv
ありがとですv  by banri
そうそう、二人のコンビというか掛け合いがいいですよね。これがジーヴスにすべてお任せのちゃんとした(え)主人ならこうはいかないわけで、取りあえず反骨精神の旺盛なバーティのおかげでますますジーヴスの勝ちが溜まってくってわけで。
ジーヴス欲しいですか?笑。確かにジーヴスがいれば怖いものはないわ!居心地のいい空間と二日酔いに効く特製ドリンクもあるし・笑。でも私のワードロープは空っぽになりそう…や、私なら喜んでお任せにするけどね~やっぱ(ある意味)バーティってすごいかも…
novel | P.G.ウッドハウス
CM:2 | TB:1 |
アコギなのかリッパなのか  [Edit]
2006-05-16 Tue
 ひょっとしなくてもこの作者の現代物を読むのは初めてなのね、私。タイトルがヘンなんで一体何の話なのか?と気になってたんですが、なんと政治家でした…ナルホド。

 しかしまさか政治家の世界でこんなに楽しい日常の謎ミステリに仕上がるとは~。うん、これはまさしく漫画、や、いい意味で(笑)。私的にはキャラがマンガっぽいからに一票ですが(>私信)、でも読んでてくるくるよく動くキャラたちにはするっと入り込めて、偏見なしにライトに「政治家の日常」を楽しむ余裕がありました。
 「政治家の」日常と言っても、実際政治家らしいところは選挙活動してるとこか時折垣間見える心構えくらいで、あとは他愛もないケンカをしたり、聖の作ってくれる料理に喜んだり、お菓子食べて和んだりの家族的ほのぼのワールドが展開されてるんだけどね。だからといって「実際の政治家事務所も案外こんなものかもね~」…とは思えないところがマンガちっくなわけですが・笑。

 主人公の聖は21才、大学に通いつつ引退した元大物国会議員で今も強い影響力を持つ「オヤジ」こと大堂剛の私設ベテラン事務員として腕を振るってる(ついでに料理の腕もケンカの腕も振るったり)。最初こそ政治や仕事を語るには若すぎるか?と思ったものの、オヤジの面倒見の良さと擬似親子っぽい関係で門前の小僧としての資格はばっちりありそうです。そして持ち込まれるトラブルも政治的駆引取引とは無縁なので(裏では後継者問題とかいろいろあるけど、表向きは一応…)、聖が知力腕力をふるって解決にあたるのも全然ムリがないのだよね。日常の謎もなかなか変化に富んでて面白かったす。

 そしてこのシリーズの要である「オヤジ」がいい味なんだな~。「風神雷神会」というどこのヤクザだよ?と思わず突っ込みたくなるような名前の若手政治家の勉強会を主宰して、女好きで実業家。聖や聖の扶養家族である弟の拓にせっせとお小遣いを与えつつ(アブナイ言い方<殴)、常に人を試してるような曲者っぽさもあり。才気と実力がないと近くにはいられないけど、オヤジに認められるってことは政治家として有能ってだけでなく、人間として真っ当ってことなのだ。「その人に本当に必要なのは何か」そういう答えを聖が出せた時のオヤジの満足気な様子が見えるようだー。

 あとは料理オンチでズボラな美人秘書・真木と、第一秘書→政治家デビューした小原さんなどお気に入りキャラも多いんだけど、お気に入りといえばなんと言っても加納議員でしょう!この人のありえない「王子」っぷりにはころっとやられたよ…フツー自分でヤキ入れに行かないから!笑。とっても有能なのにどこか常識のないこの人を、聖がケンカしながらナイスフォローしてくれるといいなあ~。ていうか、もっと出番希望っす。

 …というわけでシリーズ化にも期待。早くこんなアコギな(?)世界からは足を洗って真っ当なサラリーマンになると誓う聖だけど、あちこちから見込まれてるし、自分でも案外この世界が嫌いじゃないしで、さてどうなることやら?政治家になって欲しいとは思わないけど、秘書としては欲しい人材だよなあ~v。というか、秘書というポジションがおいしいと思うので(殴)、オヤジの元で守られつつ成長し、そしていずれは加納議員のところにお嫁にもらい受けられたらいいなあと。今は加納議員の方が一枚二枚上手だし大人だけど、聖が成長したら対等のナイスコンビになるかもしれませんv(?)

アコギなのかリッパなのか 畠中恵(実業之日本社)
novel | 畠中恵
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グリーン・マイル 全6巻  [Edit]
2006-05-16 Tue
 キング=ホラーって認識だったくせに、この本が出た時ものすごく気になったのです。薄い装丁の文庫が月一回、6ヶ月間毎月刊行というのもちょっと変わってたけど(文庫の分冊形式=シリーズものなら日本じゃ普通だけど、最初から月一回全6冊と予告して、そしてその通りになるのは少ないと思うぞ・笑)、タイトル、装丁、そして本自体から「ちょっと違うぞー読め~」というオーラを発してたのよね…って読みたい本リストにいれてからもう何年も経ってしまいましたが(爆)。いいんです、今がちょうど巡り合わせってことで。

 物語はこの前に読んだ「リタ」と同じく回想形式で語られる。コールド・マウンテン刑務所の死刑囚棟の看守主任であるエッジコム、彼が最後に受け持ったコーフィという男について、そしてその年の刑務所内外で起こった出来事について、そうしてまた小さなネズミについて…一件直接関係なさそうないくつかのささやかな出来事が積み重なって、静かな予感が広がっていく。

 そう、静かなんだよね~キングの文体って(全部がそうかは知らないが…)。双子の少女が殺される凄惨な事件があることも、パーシーのように、あるいは後に彼を彷彿とさせるブラッドのように、弱い者を踏み付けようとする人間がいることも、それは理不尽だけど現実に存在する暗闇で、それを殊更に誇張したり恐怖を煽ったりしてるわけじゃない。そういう闇に出会った時人間は何もできないかもしれないけど、それでも心は揺さぶられ平静ではいられなくなるのだ。闇に飲み込まれることもあれば(ホラー)いろいろなものを失いながらもかすかな光を見ることもある(非ホラー)…そのどちらへの眼差しも淡々としてて静かで、でも突き放したような(突き落とすというか)冷たさはないんだよなあ…

 コーフィの持つ力だけを取り上げれば超常ものでもあるけど、でもやっぱりメインはそれじゃないね。人間観察っていうか…自分ではどうしようもないことなのに心に引っかかって取れないトゲとか、思わずとってしまう行動とか。限られた狭い世界の中での(刑務所であるということを除けば)ホントにささやかな「日常」こそがドラマで、一人一人の人間像が積み上げられ血肉を持ってくる。だからこそグリーンマイルまでの道のりとそれぞれがそれに向かい合う気持ちから目を逸らせないのだ…。「俺はもう行ってしまいたいんだよ」そう言いながら暗闇を恐れるコーフィからも、真実を知りながらそれを見届けなければならない看守たちからも。

 うん読む前に感じた予感どおり、よかった~。最後の最後でそうだったのか~と驚く仕掛けもあったりして、この回想の本当の姿が明らかになるんだけど、そこにもそれまで積み上げてきた感情が生きてるんだよな。孤独感と懐かしさ、恐怖と救い…それらがごた混ぜになった「グリーンマイルは遠すぎる」には背負ってきたものの重みが込められてて、それがそのまま人間の重みのような気がするのでした。

グリーン・マイル〈1〉ふたりの少女の死 S.キング(新潮文庫)
novel | S.キング
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百鬼夜行抄 14巻  [Edit]
2006-05-08 Mon
 相変わらず二回は読まないといけない複雑構造なんだけど噛めば噛むほど味がありますねえ。特に今回は主要キャラに深く関わる話が多くて読み応えアリv

 「番人の口笛」
 やっぱりもう一回あった<晶ちゃんと三郎さんバナ。前巻から離れ離れの二人、亡者というより半妖怪なのにありすぎるくらい分別のある三郎さんは諦め入ってるけど、あの晶ちゃんがそんな簡単に納得するハズもなく…。夢で会えるだけじゃ切ないよね;…なのでまたしても開さんの怪しい情報に頼って「死人返し」が今も受け継がれてる村にやってきてしまいましたよ。もちろん現代なのでそんな簡単に反魂術なんぞできるわけもなく、開さんだけで十分ややこしいというのにますますこんがらがるのだ・爆
 しかしまさか別の方でややこしくなってた1/4青嵐がこんな風に役に立つとは~~!現世の晶ちゃんか、あちらの家族か…選ぶのは三郎さん次第だけど、晶ちゃんのためには帰ってきて欲しいなあ~><。3/4青嵐も大分元の「お父さん」に近付いてきたみたいだしね(よかった~~笑)

 「天上の大将」
 おおっ尾白尾黒の誕生バナが読めるとはv。高尾殿は今でも健在なんすね。そーか尾白と尾黒の妖魔スタイルは天狗衣装だったのか~(気付けよ)。うん、確かに思わずかっ攫いたくなるくらい美鳥だよな。それとも口調の割に意外とお世話焼きそうだから助けようとしたのかもね。
 話もよかった。幸せを祈って手離そうとした父も切なかっただろうけど、でも子供はやっぱり手離さないと言って欲しかったんだよーうう。父を思って、母を思って泣いてた二人の長吉はどうなったんでしょうー。ひょっとして高尾殿がお連れになったのかな?白菊藤丸じゃなくこっちが実は尾白尾黒になるのか?…でもあの妹が尾白になるのはどうなのか(笑)
 子守りのヘタな尾白がかわいかった…v

 「床下の賢人」
 蝸牛の時代から床下に住む賢人の世代交代のお話。そして妖魔が人間になるお話。つか卓ちゃんすごい上手い人間っぷりなんですけど、これは共生状態なのかな。バックボーンでしか語られないんだけど、あおいと卓の「言っちゃいけない」恋心が切なく。でもこれからはいい方に転がっていきそうって感じがして好きなんだー。
 そして飯島家の新しい賢人(?)…おちゃめだ(笑)。元人間だけに価値観も近そうだし取引も割に合うかもよ?(そんな力があればの話だが…)

 「介添人」
 再び伶さんと八重ちゃんの若かりし頃のお話。八重ちゃんかわいいなあ~~泣いちゃうもんなあ。そして必死で走ってゲロる伶さんもかわいいです(笑)。伶さんが暎子に拘ったのは何でだったのかな?自分と似た運命を持ってたから放っておけなかったのかな?鬼灯もいるし…。暎子(かその介添人)こそが自分の悪い運命を打ち壊す相手だと思ったってのはないと思うんだけどねー。やっぱり今もそんな人はきっと現れないと思ってるんじゃないのかなあ…それでも昔ほど孤独そうじゃなくてよかった。
 八名瀬くんは謎です!妖でもなく生霊でもなく。ナチュラルにタイムパラドックス…伶さんは篤志の成長した姿だってことは分かってるくせに、篤志が自分の未来を知ってるってことには全然思い至らなかったのか…でもそんな自分のことにはヌケててニヴい伶さんも若くていいやね。八重ちゃんとも「強い運を持ってる」から結婚したんじゃないんだろうな~この後伶さんがどうやって決心したのかが読みたいわ^^

百鬼夜行抄 (14) 今市子(ネムキ)
comic | 今市子
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GWは  [Edit]
2006-05-08 Mon
 4月後半にひいた鼻カゼがなかなかすっきりしなくて常にステータス異常:頭痛。すごく気持ちのいい五月晴れかすごく寒いかどっちかで、寒い日の方が多かったからなー…我慢できないほどじゃないけどエスナが欲しいです(←FFモードだった証拠)

 GWは剣道に始まって剣道に終わり、合間に家族でプール&カラオケ行ったり友達と会ったり地元のチューリップ見に行ったり実家行ったり…と書き出してみると去年とほぼ同じメニューなことに自分でもびっくりするほどの変り映えのなさだったけど、半分お仕事だった去年に比べると気持ち的には余裕があって休みーって感じだったな。晴れた日はビールがうまかったv(早く飲もうな?笑)

 おかげで夜はすぐにPS2前で行き倒れてしまうFFも大分進んだーいやー帝都遠かったー;マップは広いし途中なぞなぞトラップはあるし(気になって解けるまで進めないタイプ…)着いてもなかなかすぐにはストーリーに突入させてくれないしっ。しかしさすが帝都、このあたり「自称」じゃなくてどこからどうみても「主人公」でしたねーv。それまでの一歩退いた余裕と大人っぷりを逸る心が上回っていい感じに青いのが…先頭切って走り出しそうな感じv名門の三男坊って出自も思わず頷けます(笑)。フランはバルフのそういうとこも深ーく理解しちゃってるようなのがまたうらやましかったですが(爆)

 ストーリー的には飛空艇乗る前まで。神様よりむしろ帝国のあれこれのが気になります~兄弟とかジャッジとかね。シドと兄は年齢超えて親友らしいけど、あー分かるような。二人ともロマンチストそうだもんねえ。愛する者のために自分が悪役になって道を均しておきたいタイプだよな(想像・笑)。迷いながらも王子に促されるまま剣を取ったアーシェですが、滅ぼす力は欲しいものとは違うよな。王子もそうだと思うんだけど…アーシェと王子が最後にもっとちゃんと会えるといいのにな~。今からナブディス行くつもりなんで、そこで会えないかと思ってるんだけど。そしてますます影が薄くなる主人公ズ…謎。

 んで今はモブと召還獣とサブイベ攻略中。モブ…キリがない上に手順が面倒くさいぞっ;。召還獣は今回ビジュアルが個性的というか…美しいのが少ないすね(オイ)そしてボス戦で使えねえ~~;一回くらいエフェクト見ようと思ってんのに、何もしないうちに強制退場になることが圧倒的に多いんですけど。いつ使えばいいものなんだ?
 サブイベも移動範囲広くて結構大変~ラバナスタの鳥は絞めてやろうかと思ったわ(爽)。釣りざおは渡したけど釣りはいっかなーその剣いらないし。徒競走は論外(苦手だっ)。レアモンスターは意味がよくわからんす。エンゲージアイテムって何だ?

 トレジャーは今回運要素が大きいので…最強武器もサビは放置の方向で。なのでどこにあるかもチェックしてなかったのに、フォーマルハウトだけは一回で出た~~愛ねv。どうがんばっても1000強しか出ないビジュアル重視装備じゃさすがにつらくなったので皆に斧とか持たせてたんだけど、バルフは銃に戻しました。ブレイカーほどじゃなくてもフォーマルハウトならそこそこ出るし…でもエクスカリバー持たせたバッシュが9999とか出すので悔しくて時々取り上げて持たせてみたり。武器が強いとモブもMN使わずタコ殴りで勝てるのが嬉しいんで交易品で出る強そ気な武器はできれば欲しいんだけど…休みも終わったんで気力次第だな~。
コメントを読む(2)
装備  by おむらよしえ
こんにちは、おむらよしえです。
>ラバナスタの鳥
ほんとーに、待ち伏せしてもなっかなかなので困りました(笑)。しかもつかまえても、すぐに戻ってくれなかったし。
>レアモンスター
レアモンスター(ライブラで見てもHPわかんない奴)をやっつけると、「~・エンゲージをゲット」みたいなメッセージがでることがあるので、それを海岸の人に渡すと、アイテムショップにものが出てくるのですが、あまりめぼしいものがないので、いまいちです。

召還獣は、最初の奴があまりにボス戦でつかえないので、一回も呼び出してないやつがごろごろとあります(笑)。
レアモンスターとかとのときに使えばいいのかなあ……。本人やられたら退場ってめちゃめちゃきつい条件なんすけど。(^_^;)
助け合いでいっつも生き残ってるのに~。

攻略はあまりみないでやっているのですが、最強武器はぜんぜん手に入れられていのせん。
もうラストダンジョン前なので、そろそろゲットしようかなー。

帝都の次は、「主人公」的にはまたかなりよかったですよ~。フランもかっこよくて好きです。
ではまた。
鳥(オイ)  by banri
おむらさん、どもですv
鳥はもう、自分でもどうやって捕まえたのやら…二回は無理っすね(つかやりたくないっ笑)
もらえるお礼はとっくの昔に弱くなって売っぱらった武器だと言うのに意地だけでがんばりましたよ…
レアモンスターはたまたまヒットした数体しかまだ会ってなくて、エンゲージって出たことなかったわ。
今やっと攻略見てできそうなサブクエとか取れそうなアイテムとか召還獣とかやってるんだけど、そーかレアモンってやっぱりそれだけなのね。そんな欲しいものもないし、じゃあいっかな~<オイ
それよりは交易品狙った方がよさそ気ですもんね。ラスダン前にやっぱりもうちょっと探してこようかな~<最強系武器

召還獣、やはり使えませんか!私だけじゃなかったのね、よかった~(笑)。そうそう、こっちが弱ってる時に頑張って一掃してくれたりすると助かるのに、本人が死ぬと強制終了なのがねえ;
せめて技出してから退場してくれ~~と何度叫んだか…技出す条件がイマイチ分からなかったのですが、どうもその条件も結構キツいみたいっすね~やられるか出るか、タイミングと運勝負!みたいな…;;

帝都の次ってと古代都市?そこは行きました~やっぱりバルフとフランがよかったですよねvv
それとももしや灯台も?<「主人公」的おいしいトコ
それなら寄り道はほどほどにして早く行かなくっちゃ!笑
memo | game
CM:2 | TB:0 |
比類なきジーヴス  [Edit]
2006-05-02 Tue
 図書館で知ったシリーズ、並ぶと装丁がパッと目を引くので気になってたんだけど、この後に続くタイトルが「よしきた、ジーヴス」「それいけ、ジーヴス」なものだから、てっきり現代作家のシリーズもの?かと思ってた。ら、なんと古典だというから驚き。ウッドハウスのジーヴスシリーズと言えばイギリスでは女王陛下もお楽しみだというロイヤルコメディ(ちょっと違)で、そして典型的かつ最強の英国執事ものだったのだ。

 時はエドワード朝、ロンドンでも指折りの名門ウースター家で折り紙付きの「バカ者」だと評判のバーティが巻き込まれる様々な問題を、鮮やかに解決して平穏を取り戻してくれるのが「執事の中の執事」ジーヴスなんである。執事と言っても原作で当てられてる職業名はバトラーではなく「gentleman's parsonal gentleman」だそうで、単に家のこと全般を取り仕切るだけじゃなく、主人であるバーティと人間として一対一の関係にあるわけ。もちろん執事の美徳として万事控えめではあるんだけど、実は背後の糸を全部掌握してるかのような…笑。彼が糸をいくつか選んでちょいと引っ張れば大体万事うまくいくのですよね~バーティの世間的評判以外は…爆

 しかしこれに関しては、バーティ自身が「バカ者」であることに甘んじてる、つか満足してるわけで、ジーヴスもこの点改善しようとはしてないんだよね。そして私は、実はそんなバーティがお気に入りなのだ~~。彼を単に家柄と育ちがいいだけの無能者だと思ってはいけない。大体語り担当はこのバーティなわけで、ドタバタな状況や「ちょっとイカれた」周囲の人物たちよりも、このシリーズの可笑しさってのはバーティの語りによるところが大きいのだ。生産的なことは特にせず、基本的な教養の高さを敢えて浪費しつつ平和で静かな日常を愛していると言い、一族のアガサ伯母はじめ上流階級でも庶民階級でもひどい言われようの扱われようでも一向に気にしないその徹底した生き方はむしろ清清しくさえあります・笑

 極力避けたいのに向こうから勝手にやってくる面倒事を何とかかわそうとしてそして必ず無駄に終わる一連のやり取り、頭はそう悪くないハズなんだけど考えが足りずにお約束のように悪い目ばかり出る行動…演劇的というか海外のコメディドラマ的というか、その場にいながらにしてどんどん状況が転がっていく様子が目に浮かんできて、淡々とつぶやかれるぼやきやヤケクソ気味の言い回しが何ともツボに入るのです。浮かれてる様子もかわいい。ジーヴスの心情はほとんど語られないんだけど、彼も概ねこのご主人様に満足してるんじゃないかなあ~…服の趣味以外はね・笑。単なる「バカ殿」とそれをいいことに暗躍するブラック執事ではなく、信頼と尊敬と愛情と時々お互いの意地が交じり合った「主人と執事のいい関係」がベースにあるからこそ、これだけ良質なコメディに仕上がってるような気がするわ。

 女性と会えば必ず恋に落ちる幼馴染みのビンゴとの馬鹿馬鹿しくも微笑ましい(?)友情が好きなんだけど、まさか大団円を迎えるとは思ってなかったわ。この後のシリーズではどうなってるんだろう~。双子はホント迷惑ですな。一人だけならともかくあれが二人だからねえ(笑)ジーヴスがすばやく南アフリカ送りにしたのはきっとご主人様のためだけじゃなかったんだと思われ。牧師の説教の長さや村の運動会のレースで賭けをしちゃうのも何だかのどかな時代のイギリスっぽくて(そうか?)面白かったす。あとやっぱりジーヴスの私生活や心情は謎いっぱいなんで、この後あるというジーヴス視点の話が読みたーい。

 訳者は法学者だそうで、あとがき読んで「か、硬い;」と思ったのだけど、慣れてくるとこれが意外と合ってたような気がする。にこりともしないでおかしいことを言ったりしたりしてるような感じが~。文春の「ジーヴズ」セレクションの方も機会があれば読み比べてみたいなと。

 そうそう関係ないけど、東京ではメイドカフェに対抗して女性限定執事カフェなるものができたというニュースがちょっと前にありましたが。60才以上歓迎だったハズだが日本でそんな「執事」が似合うロマンスグレーを期待していいものでしょうか?笑。カフェのその後が(ちょっと)気になります…

比類なきジーヴス P.G.ウッドハウス(国書刊行会)
コメントを読む(2)
ジーヴスいいでしょう~  by 兎に角うさぎ
こちらでははじめまして(自爆)
早速感想がアップされていたのでオジャマしました。

ジーヴスがいれば、もう何もしなくていいですね。
することといえば、そう「バカ」でいることでしょうか。
とにかくジーヴスに任せれば全ての問題は解決するのですが、「僕に先に教えてくれないか」とジーブスに聞いてしまったら、ここまで道化にはなれません(笑)それでも側にジーヴスがいてほしいと思うあたりは、バーティと一緒なのかも。服のセンスが合わないとごっそり捨てられてしまいますが…。
4巻の巻末には5巻の下に「以下続刊」と書かれていました。本当にすごい人気みたいです。それでは~~
はじめましてですよね?(笑)  by banri
うさぎさんいらっしゃいませv
光の調子が戻ったようで何よりです(笑)

ジーブスいいですねえ~かゆいところに手が届くというか常に最高の結果を差し出してくれるんだけど、そのやり方が実にスマートじゃないっすか。さすが英国紳士。そして意外とお堅くないとこが素敵だ・笑
この巻のラスト好きだったわー。完璧な和らぎ空間に怒りも解けていつもの日常が始まるのよね。バーティのおバカさすらこの完璧な調和の中に必要なんだわ・笑

え、全5巻でなく。それはかなり評判よいみたいですね~^^。つか本国ではジーブスものってそんなにいっぱいあるのねー楽しみっすv
novel | P.G.ウッドハウス
CM:2 | TB:1 |
| 日々是好日 |
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