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読書の欠片ネタバレあり
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氷菓  [Edit]
2005-08-26 Fri
 この作者は初耳だったんだけど(ライトノベル系全然読んでないし…)、ちょうど図書館のコが読んでて、なかなか面白いよーと言ってたんで借りてきた。

 文化部の活動が盛んな神山高校にはちょっと変わった部活が多いのだけど、その中の「古典部」が舞台。高校に入学して間もなく、OGである姉の命令、いやアドバイスに従って廃部寸前の古典部に入部した折木奉太郎は何事によらず「省エネ」がモットーなのだけど、同じく入部してきた同級生の千反田えるの好奇心に負けていくつかの小さい謎を解き、それをきっかけに千反田の記憶を掘り起こす協力をすることになる。33年前、この古典部にいた叔父が残した謎。「氷菓」という文集のタイトルに秘められた思いとは?そして、叔父が伝えたかったこととは何なのかー。

 いやこれは確かになかなか面白い。学園モノで日常の謎系ミステリなんだけど、ライトノベルにしてはついていけないノリもなく、無駄に謎解きにアツくもならず、ロマンスにも流れず。要はあんまりキャラ寄りにならず(キャラで話を創るのはカンタンだけどモノ足りないのだ)物語に力入れてると見た。ちょっとした日常の謎だしキャラもどちらかと言えば地味だけど、しっかりとした歴史観やシステム観に支えられて意外と重い読後感を残すのがいい。「きっと十年後、この毎日のことを惜しまない」…そう言える奉太郎の姉も手紙と電話でしか出てこないのにナイスな存在感で、この言葉が上っ面じゃなくしっくり来るんだけど、だから尚更それと対照的なもう一つの生き方にも粛然とするんだなー。

 名前はヘンだけど性格的にも考え方もマトモな(笑)主要キャラ4人にも好感が持てるし、それぞれの性格や持ち味が出来てるようでいてまだまだ発展途上なところも伝わってくるんで青春ミステリとしても今後が楽しみ。

 それにしても一番のナゾは世界を股にかけながら弟を操る供恵姉さんじゃないっしょか~素敵だ(笑)

氷菓 米澤穂信(角川スニーカー文庫)



novel | 米澤穂信
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